本気で挑戦! 小籠包を生地から作ったらどうなる? 絶品レシピ公開!

料理をするときはいつも本気がモットーの渡辺早織です。「好きな食べ物をいつでも好きなだけ食べられたらどれだけ幸せなんだろう」そんな単純な気持ちが私の料理作りの原点でした。
料理をしていくうちにどんどんとその楽しさにはまっていき、レシピになぞらえて作るだけではもの足りず、いかにいい食材を仕入れ、どこまで美味しくアレンジできるか。終わりの見えない研究に手をつけてしまった科学者のように日々料理に打ち込んでいる次第です。
ということで今はまっているのが小籠包。小籠包が嫌いな人って、聞いたことありません。せいろを開けるときのあの高揚感。ふわっと立ち込める湯気の下に可憐に現れ、繊細な薄い皮からは想像できないほど溢れるスープを内包させ、力強くも上品な肉餡に息をのむ……。まさに芸術品です。
そんな小籠包が自分の家で作れたら、宝を手にしたも同じ。ということでさっそく研究を始めました。
全て手作り! 絶品小籠包レシピ
試行錯誤を重ね、ついに究極のレシピにたどり着くことができました! ということで絶品小籠包の作り方を公開します。早速見ていきましょう!
【材料】(小籠包30個分)
<皮>
・ 強力粉: 80g
・ 薄力粉: 40g
・ ラード: 5g
・ 塩: 2つかみ
・ 40度のお湯: 60ml
<餡>
・ ひき肉: 200g
・ 長ねぎ: 20g
・ ラード: 20g
・ 紹興酒: 小さじ2
・ 醤油: 大さじ1
・ 生姜汁: 小さじ2
・ ごま油: 小さじ2
・ 水: 小さじ4
・ 塩: 少々
・ 砂糖: 少々
<スープ>
・ 水: 160ml
・ 鶏がら: 小さじ1
・ 醤油: 小さじ1
・ ねぎの青い部分: 適量
・ 生姜: 適量
・ 粉ゼラチン: 5g
【作り方】
1: スープを作ります
これが小籠包をわったときにじゅわっと溢れるスープです。

ネギの青い部分、スライスした生姜を入れた水を沸騰させたら、鶏がらと醤油を加えて火を止めて粉ゼラチンを入れます。

2: バットなどにうつして冷やし固めます
水の量が多いとゆるくなってしまうのでしっかり計量するのがおすすめです。
3: スープをかためている間に餡を作り始めます

長ねぎはみじん切りにし、すべての材料をよく混ぜます。

4: スープがかたまりゼリー状になったところで、小さく砕き餡に混ぜます
5: 皮を作ります

強力粉・薄力粉・ラード・塩を入れたら40度のお湯を少しずつ加えてその都度よくこねます。
お湯の温度で皮のもっちり感が変わります。指で触ってお風呂の温度をイメージするとわかりやすいかもしれません。

しっかりこねるとこんな感じです。

6: 皮は1つ5gに計量します

7: まな板やキッチンマットに打ち粉をして、皮を麺棒で伸ばしてまるくします

8: いよいよ包みはじめます
中央に餡をおきます。

左手の親指人差し指で皮をつまみます。

それにあわせて右手の親指、人差し指で皮を左手によせていきます。

右手で作ったひだを左手でうけとめていきます。

ひだが一周したら中心をぎゅっとつぶして隙間をなくします。

包み終わりました。

9: せいろに並べて4分間蒸します

完成です! お好みで千切り生姜やお酢を用意してもらってもいいと思います。
まとめ
作りたての小籠包……感動的に美味しいです。やはり手作りは皮に格段の差がうまれ、それが小籠包全体のバランスを担っているので生かすも殺すも皮次第、といったところでしょうか。

一度作るとやみつきになります。気になる方はぜひ作ってみてください。