“いい子”を演じるのはおしまい! 自分を取り戻すための5ステップ
いつも明るく聞き分けがいい、そんな自分を演じていませんでしたか? 周囲の人が望んでいることは早くから察知しているし、そのほうが愛されやすいと分かっているつもり。でも、いつまでも“いい子”を演じていると、本当の自分が出せなくなってきます。
そんな状態から抜け出し、自分を取り戻すために何が必要なのでしょう?
自分を取り戻すための5ステップ
1. つい完璧主義になってしまうことをまずは自覚
“完璧主義”というと少しも妥協を許せないくらいガチガチの神経質な人と思われるかもしれませんが、「もっとこうなりたい」という欲求が際限なくあり、現状の自分に満足できないのは完璧主義の人にありがちな特徴のひとつです。
親や先生、友だちからの期待を感じ、無意識のうちにでもその期待に応えようという気持ちがあると“いい子”になりがち。それが完璧主義につながり、素直にありのままの自分を出せなくなってきます。
2. 「演じている自分」と「現実の自分」とのギャップを断ち切る
年齢が上がるにつれて自分の性格に対する理解も深まり、コンプレックスや短所との付き合い方も学んでゆくでしょう。
でも幼い頃からいい子を演じていると、そんな表向きの自分と本当の自分自身のギャップはどんどん広がるばかり。
自分でもどうしたらいいか分からなくなって、そんな自分をますます嫌いになってしまうという悪循環に陥りやすくなります。自分を追い込まないためにも、そんな悪循環を断ち切る決意がまずは必要です。
3. 期待感、思い込み、自分に対するネガティブボイス…手放せば心はグッと軽くなる
周囲の期待に応えようとする気持ち、「私はきっとこういう人間に違いない」という思い込み、あるいは理想の自分になれないことを責め立てる心の中のネガティブボイス……これらを思いきって手放してみましょう。
もし手放せないとしたら、それは見栄やプライドが原因なのでしょう。それらが生きづらいと感じる原因なら、今こそ手放すべき。そうすれば心はグッと軽くなるし、失うものも、本来は何もないはずなのです。
4. 自分自身を応援する“チアリーダー”になろう!
自分を好きになるというのはなかなか簡単なことではないかもしれません。でも、自分を取り戻すためには自分自身を好きにならなければ始まらないのです。まずは自分のことを客観視し、そして親友のように見守るスタンスを築いてみましょう。
落ち込んだり、みじめな気持ちになった時でも「大丈夫、あなたならきっと立ち上がれるわ」と励まし、まるでチアガールのようにエールを送る“もう一人の自分”になってみるのです。
5. 「これが私」と言いきれるようになったら、もはや怖いものなし!
つねに周囲の反応や期待を気にしているあいだは、本当の自分を受け入れ、出してゆくことも難しかったでしょう。でも、どんなに理想像から遠いものでも「これが他の誰でもない私自身」と強く思うことができれば、そんな精神的な殻を突き破ってゆくことができます。
ある意味開き直りとも言えるのですが、“いい子”を演じ続けて幸福感から遠のいてゆくより、そのほうがはるかに生きやすく、また自分らしい気がしませんか?
▽ 参考雑誌(海外雑誌):『Good health』