大丈夫、安心して歳をとろう! 大人になって気づいたこと
大人になると、責任をもたなければならないことが増え大変なこともたくさんあります。しかし、大人になったからこそ、これまでとらわれていたことから解放され、自由を手に入れることもできますよね。せっかく歳をとるのなら、どんと構えていたいもの。
ここでは、アラサー女性たちに大人になって気づいたことを聞いてみました。
人はそこまで見た目を気にしない
「若い頃は、とにかく外見がコンプレックスで自分磨きに投資することが多かった。20代後半あたりから、主に仕事場では見た目よりもその人の努力や頑張りが評価されるようになって、見た目って思っていたほど大事じゃないんだなって思って肩の力が抜けた」(30代/IT)
▽ 10~20代は、とにかく自分の見た目にとらわれがちです。コンプレックスをもったり、人と比べて落ち込んだりすることもあるでしょう。しかし、歳を重ねるごとに人はそこまで見た目を気にしないことに気づいていきます。
外見の美しさだけでは、努力には勝てません。努力で得たものがその人をつくっていくので、生まれ持ったそのままの素材(外見)だけで勝負できることはごくまれなのです。
素直に生きたほうがラク
「相手に嫌われないようにっていつも慎重になって疲れていたけど、結果的に周りに気を遣わせたり迷惑をかけたりすることが多かった20代。伝えたいと思ったことを伝えて素直に生きたら、すごく楽だなって気づいた」(30代/公務員)
▽ 相手の気持ちを察したり、何も言えずにためこんでしまったり……。そんな不満を若い頃は抱えがちです。言えないことで後悔したり、我慢することでストレスをためてしまったりと、自分を偽って過ごすのはラクではありません。歳をとると、素直に生きたほうがラクなのだということに気づきます。
また、自分の大事な人を大事にしようとするので、それ以外の人の言葉をあまり気にしなくなるのかもしれません。
健康に過ごせれば上出来
「もっと痩せたいとか稼ぎたいとか、そういう欲はあるけど、なんだかんだいって一番大事なのは健康だよなって思う。健康に過ごすことができたら万々歳!」(30代/看護師)
▽ お金や美貌など欲をいえばきりがありません。できれば、美しいボディにお肌、お金もたくさんほしいことでしょう。しかし、それ以上に大切なのが健康です。健康な体は簡単にお金で買えるものではありません。実は何よりも価値のあるものが健康体なのです。
健康に過ごせれば上出来。自分で自分を褒めてあげましょう。そのためにも、生活習慣には気をつけたいですね。
人は忘れていく生き物
「もう二度と恋愛なんてできない! って思うほどの失恋をしたけど、気づいたらまた人を好きになってて。あんなに好きだった人のことも忘れちゃうんだなって(笑)。失敗も同じように忘れるから、どんどん失敗も繰り返そうと思った」(20代/IT)
▽ この人がいなければ生きていけないというほどの恋愛をすることもあるでしょう。しかし、失恋をしたあとも人生は続き、生きていくことができてしまいます。人間の生命力はそこまで弱くないのです。
そして、人は忘れる生き物です。大きな失敗も、大失恋も少しずつ薄らいでいきます。ひとつのことに執着したりとらわれたりする必要はないのかもしれませんね。
当り前の日常が幸せだと気づく
「ドラマチックなことや刺激的なことを求めていたけど、穏やかな日常もなかなか幸せだよなと感じるようになった。大切な人がいて、笑って暮らせることの幸せをかみしめるようになった」(30代/主婦)
▽ 若い頃はドラマやインパクトのある出来事を求めがちですが、なんでもない日常こそが幸せなのだと気づいていきます。当たり前の幸せに感謝できること、ささやかな日常が幸せをつくっていることに気づくのです。