苦手を克服!? 人への見方を変えてストレスを減らそう!
社会に出て働いていると、実にさまざまな人々と出会えますよね。自分と好みが似ていてウマがあうなぁという人もいれば、ちょっと苦手かも、と敬遠したくなっちゃう人もいるでしょう。一度「この人、イヤかも……」と思ってしまうと、その悪い印象をなくすのは至難の業。今日は、自分の感じ方を少し変えるだけで、取り囲む人たちがガラリと印象を変える、というお話です。
イイとワルイは表裏一体!?
突然ですが、あなたが就職活動をしていたときのことを思い出してください。エントリーシートにご自身の長所と短所について書かれたことと思います。筆者は、長所がなかなかかけずに苦戦したものです。
さて、この長所と短所というのは、実は表裏一体のものだということをご存知ですか? カンタンに言うと、ひとつの事柄をよく言えば長所になり、悪く言えば短所となる、ということです。
例えば、「優柔不断」という短所は「物事に慎重に取り組める」という長所になるのです。他にも、「楽観主義」という短所は「どんなときも前向きに仕事に取り組める」という長所になります。
このような要領で、発想の転換をすることで、人への苦手意識を克服しようというわけです。では、具体的に例をあげていきましょう。
「空気の読めない人」→「会話の間が個性的な人」
例えば、職場でどうしてもなじめない、空気の読めないあの人……。彼自身、悪気があるわけじゃなかったりして。間の取り方が独特なだけで、悪い人というわけではないのかも……。
「理屈っぽい人」→「頭の回転が早く論理的にものを考えられえる人」
ああ言えばこう返ってくるやっかいな上司……。理屈をこねられるのは、きっと人より頭の回転がはやいから。感情的にせめてこられるよりはマシなのかも……。
「付き合いの悪い人」→「自分の時間を優先でき、ノーと言える勇気がある人」
飲み会のお誘いをきっぱりと断る、職場で有名な彼女は、ちょっと付き合いづらい……。でも、そうやって人の顔色をうかがわずにノーと言えるのって羨ましいかも……。
ポイントは、無理に好きになろうとしないこと
いくつか例をあげてみました。これらは、いわば、発想の転換をするためのエクササイズです。このようにあなたの周りのニガテさんたちへの印象をひっくり返してみてください。ただし、無理にプラスに考えようとしなくても大丈夫です。考えてみても「うーん、やっぱり無理!」という人は保留にしちゃいましょう。
人の長所に目を向ければ、苦手は減る!
いかがでしたでしょうか? 「こういうところがニガテなのよね」ということは、見方を変えれば許せたりするものなのです。あなたが見ている世界は、あなたの主観が大きく影響しています。ニガテな人が多い世界は、住みにくいですし、息苦しいもの。だからと言って、自分の都合の良いように人の性格は変わりませんよね。つまり、自力でニガテを減らすのがいちばん手っ取り早いのです。
意識的に人の長所に目を向けるだけで、世界は格段に心地よくなるでしょう。最終最後、あなたの世界を変えられるのはあなた自身なのです。人間関係に悩んでしまったときに、お試しいただければと思います。お役にたてれば幸いです。