本当はとても寂しい…一人暮らしをしてみて気づいたこと4つ
憧れだった一人暮らし。私はずっと実家で暮らしてきた中で、自由が欲しい、一人だったら家の中で自由に過ごせる! と楽しいことばかりを想像して一人暮らしを始めました。ですが当然のことながら、楽しいことと同じくらい、実は寂しいな、心細いな……と感じることもたくさんありました。
ということで今日は、私が一人暮らしをしてみて気づいたことを4つご紹介したいと思います。
1: 家に帰ったときに「おかえり」の言葉はない
仕事から疲れて家に帰ってきたとき、実家なら「お帰り! ごはんできてるよ!」という言葉があったのに、電気もついていない、何の音もしないシーンとした空間が出迎えているのを見たときに、何とも言えない寂しさを感じたものです。
実家にいる頃は、「疲れているんだから話しかけないでよ!」と家族に対して思ったこともあります。ですが一人暮らしになって、「おかえり」の一言がどれだけ安心感を与えてくれていたのかを実感しました。
2: 何をしていても「共感」してくれる人がいない
例えばテレビを見ていて面白いことがあっても、「これ面白いね!!」と一緒に笑い合える相手も、おいしいごはんを食べて「おいしいね!」と言い合える人もいません。
ずっと一人なんです。実家であれば、テレビを見て「これはありえないよねぇ、だってさ……」などと言いながらワイワイ楽しい時間のはずなのにな……と思うこともあります。
共感してくれる相手がいることで、自分の存在を実感していたことに初めて気づかされました。またおいしいごはんを食べていても、誰かと一緒に食べるときと、一人で食べるときだと、全然違う味に感じることもあります。
家の中に自分の信頼できる人がいることって素敵なことなんだと、心から思いました。
3: 泣きたいときもつらいときも一人
一番寂しさを感じたのは、会社でつらいことがあって、なかなか自分の中で消化しきれず家に帰って落ち込んだときや泣きたいときに、一人で乗り越えないといけないときです。
実家では、「話しかけないで!」と思っていましたが、「何があったの?」「どうしたの?」と気にかけてくれる声や、何も言わずそっと背中を撫でてくれることだけでも安心できたものです。
思いっきり何も気にせず声を上げて泣くことができても、つらい気持ちを話す相手や、泣きたい気持ちをくみ取ってくれる人は側にいません。
もしかしたら、これが一人暮らしで一番つらいことかもしれません。
4: 久々に帰省する実家がとても暖かく感じる
一人暮らしを始めて、毎日仕事で忙しくしていると、実家に帰るのは年に1~2度ほど。たまに実家に帰ると、家族は待っていました! と言わんばかりに食事を用意してくれていたり、1年間分のいろんな話をうなずく暇もないくらい話しかけてきます。温かいご飯が出てきて、お風呂が沸いていて、布団が用意されていて……実家にいる頃はこれが当たり前だったんだなと思うとなんて贅沢な暮らしをしていたんだと思います。
そして何より、家のどこにいても寂しさを感じることなく、むしろ騒がしいほどです。休暇を終え、また一人暮らしの家に帰ってくると、実家がとても恋しくなるのです。
一人暮らしに憧れを持つ女子は大勢いると思います。楽しいこともたくさんありますが、それと同じくらいに寂しいなと感じることも。これから一人暮らしをしようか考えている方の参考になればうれしいです。