知っておいて損はなし! 英語ネイティブが使う面白い「オフィスワード」6つ
「英語ができるようになりたい!」と思って勉強したりレッスンを受けたりしても、思うようなレベルにたどり着くのはなかなか難しいですよね。どんな言語であれ言葉は常に進化し続け、どんなに勉強しているつもりでも新しい言葉がどんどん世の中に出てくるので、追いつくのが大変です。
そんな中でも、ビジネスシーンで使われる英語は知っておいたら役に立つかもしれません。今回は、英語ネイティブたちに使われているオフィスワードの中でも面白いフレーズをまとめてみました。
1: Touch base
意味: ある問題にぶつかったり、その問題について話したりすること
英語では単純な単語を組み合わせていろんな意味を持たせる表現がたくさんあるので、覚えるのも大変。でもこの表現も会話で使われることが多そうなので、とりあえず意味だけは頭に入れておきましょう。“タッチ”ですが、ここでは(ある問題について)“話す”という意味になります。
2: Blue sky thinking
意味: 創造的思考だけど、現実性に欠けるもの
“ブルー・スカイ”なんて呼ぶと何か爽快でポジティブなイメージを抱きますが、でも現実性をともなっていなければビジネスの世界では意味がありません。日本語でも現実的でないことを“地に足がついていない”なんて言いますが、なんとなくふわふわした発想や着想をこんなふうに表現するのでしょう。
3: Thought shower
意味: いろんな考えをシェアするためのミーティングをしているけれど、実際的な制約を考慮していないことが多い
日本の会社でもよくありますよね、とりあえずメンバーが集まって“ミーティング”をしているけど、あ~でもない、こ~でもないとえんえんと話が続いて、何一つ実りのあるアイデアが出てこない不毛な時間。空虚な言葉だけが飛び交うミーティングをこんなふうに表現するのも面白いです。
4: Punch a puppy
意味: 大義のために非道なことをする
直訳すると“子犬を殴る”、一切の弁解の余地などない非道な行為です。もちろん、あくまで比喩であり、実際に殴ったりということではありません。でも人によっては表現がきつすぎて、嫌悪感を抱くという場合もあるので、自分からわざわざ口にする必要はなさそうです。
5: If you don’t like it, get off the bus
意味: 同僚に対し、現在の会社に満足していないなら会社を辞めれば……と示唆すること
直訳すると“このバスが嫌いなら降りなさい”ということですが、これも比喩にすぎず、“会社が嫌ならやめれば”という厳しいメッセージが隠された言葉。もしいつも不機嫌で周囲に当たり散らすような上司がいたら、こんな一言をささやいてみたいものですね。
6: We are on a journey
意味: 会社、チーム、あるいはプロジェクトがまだ任務や目的を達成していないことを強調すること
“on a journey”とはまさに、旅の途中で、道半ばで……という意味。“まだできていません”というより、こんな表現のほうがロマンが感じられていいのかもしれません。
「へぇー、こんな言い方するんだ!」なんて目からうろこだったりしませんか? とはいえ、言葉は生き物です。時と場合によっては別の言い方をした方がいいこともあるし、知ったかぶってやたらと多用するのはオフィスでも嫌われ者になってしまうことだってあるので、よく気をつけたほうがいいでしょう。とはいえネイティブたちが使っている“生きた表現”たち、知っておいて損はないはずです!
▽ 参考記事(海外サイト):What NOT to say in the office if you want to be respected: The most infuriating workplace jargon revealed - including 'touch base' and 'blue sky thinking'