さすが! 海外インテリア雑誌を見て「日本と違いすぎる」と感じること4つ
海外のインテリア雑誌、オシャレでセンスが良くて見ているだけでも心が弾んできますよね。オーストラリア在住の筆者も、そんな雑誌が大好きでよく手に取るのですが、つくづく「やっぱり日本とは違いすぎる」と圧倒されることがしばしば。今回はそんな違いについて考えてみました。
海外のインテリア雑誌が日本と違いすぎることって?
1: プール付き豪邸がけっこうフツーに紹介されている
日本ではプール付きといえば大豪邸、のイメージですがオーストラリアではそんなに雲の上のレベルという訳でもなく(もちろんお安くはないのでしょうが)、「へえ、こんなにたくさんあるんだ」とビックリするくらい。
プールも子どもが楽しめるファミリー向けなものから、大きな窓の外側に細長く設置されたスタイリッシュなものまでデザインも多彩。このタイプのプールは泳ぐためというより完全に“お飾り”としてのプールといって良いでしょう。水面で反射した光がゆらゆらとリビングルームやベッドルームに入ってくるような空間、リゾートホテルみたいでうらやましすぎます!
2: 日本人にはおなじみ、かつ必須の“収納”についてはほとんど書かれていない
日本人にとって、家と収納の問題は切っても切れないテーマではないでしょうか。インテリア専門雑誌でなく普通の雑誌でも書籍でも収納は大きなテーマのひとつです。しかし海外のオシャレなインテリア雑誌には、収納の話題がほとんどありません。家が広くて大きいから、頭を悩ませなくても良いのでしょうか……。
“ときめき片づけ”のコンマリこと近藤麻理恵さんが海外でも大きく注目されましたが、ことインテリア雑誌においては、実用的なアドバイスよりも読者が憧れるオシャレでラグジュアリー感溢れる世界をのぞくことにフォーカスが置かれているような気がします。
3: 子ども部屋はベッドとクローゼットのみ。勉強机が見当たらない
子ども部屋も、小さいときから一人一人に個室を用意できているのも海外ならでは。でもいずれもベッドとクローゼットばかりで、いわゆる“お勉強机”がほとんど見当たりません。個室はもっぱら睡眠がメインの目的。子どもが小学生くらいまではリビングやダイニングなどで親に見守られながら取り組むのが主流のスタイルのようです。でもよくアメリカのドラマなどでは、高校生がベッドで宿題をやっている姿なんかが出てきますが、それはそれで姿勢が悪くなりそう。お勉強机は本当にいらないのでしょうか?
4: 日本の住宅事情では考えられない部屋が間取り図にある
海外のインテリア雑誌、じつは間取り図をよくよく観察してみると、なかなか面白いんです。例えば、“retreat”というお部屋。辞書的には、避難所とか静養所なんて書かれていますが、“teenager retreat”といえば、10代のヤングアダルト世代になった子どもたちがゲームをしたり、遊んだりするお部屋。テレビはもちろんのこと、ビリヤード台が置いてあったりして何とも至れり尽くせり。
また夫婦の寝室であるメインベッドルームの隣に小さなリビングルームのような部屋があり、これも“retreat”と呼ばれていたりします。ここは夫婦二人でゆっくりくつろげるプライベート空間。
こんな間取り、日本では夢のまた夢ですよね。他にも“ライブラリー”とある一室は、本当に壁が床から天井まで本棚になっていて文字通り、“図書室”。何ともぜいたくなお部屋の使い方です。
オシャレでステキな海外のインテリア雑誌。住宅事情もお国柄も違うので、その違いを発見したり、思いっきり突っ込んでみたりするのも楽しみ方のひとつだと思います。もちろんビビッドな色使いや統一感のあるインテリアデザインなど、参考にしたいアイディアも盛りだくさん! ぜひ皆さんも楽しんでみてくださいね。