あなたの周りにも!? パワハラ無自覚のネチネチ系上司の実態【後編】

2017.07.04

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前編では、みなさんの周りにいるネチネチ系上司からの被害報告を赤裸々にお届けさせていただきました。後編では、そんなパワハラへの対応方法についてお話していきます! ネチネチ系上司なんぞに負けてたまるか!


一番の問題は無自覚のパワハラ

彼らの一番の問題は、これらの嫌がらせを本人たちが無自覚でやっていることがほとんど、というところではないでしょうか? 「イジメてこらしめてやろう!」と意識的にネチネチしているわけではなく、なんとなく気に食わないから、際限なくからんでくるのです。そして、無自覚ゆえに、機嫌しだいでコロコロと対応が変わるのです。たまにいい人になったりするから、始末が悪いわけですね。

ネチネチ系は聞き入れるが勝ち!

ネチネチ系の上司は、言い分を聞き入れてもらわないと怒る傾向にあります。彼らの攻略法は、「聞くこと」。これだけです。まず、上司の言い分を聞きましょう。
話をさえぎると、余計ヒートアップしますし、「反抗的」とさらに負のレッテルを貼られてしまいます。イヤな顔ひとつでもして差し上げたいところではありますが、グッとこらえて、彼らの話に耳を傾けましょう。彼らは自分の話を聞き入れてほしいだけなのです。

同じ土俵に立たずして、勝つ!

度々精神を逆なでするようなことを言われても、ひたすら耐えましょう。彼らは一過性の気分だけでヒステリーを起こしたり、つっかかってきます。その怒りに根拠はないのです。相手にするだけ時間の無駄です。何を言われても、言い訳をしないで言われたことをたんたんとこなし、当てつけられた悪意はうまく流してしまうことです。
悪意にとりつかれた上司と同じ土俵に立たないことが、ゆくゆくはあなたの株を上げることになるのです。

上司のパワハラごときでくじけてはダメ

なぜ、ネチネチ系上司は存在するのでしょう? 筆者も数多くの職場を経験してきて、いろんな上司の方にお世話になってきた上で思うことがあります。彼らが部下をしつこくいじめる理由は、3つ考えられます。「自分に自信がないから」「感情で仕事をするから」「人を成長させるだけの愛情をもてる余裕がないから」。これだと思うのです。
たくさんの部下から慕われている人は、いじめはしません。そういう人は自分に自信があり、数字で仕事をし、自分の心が満たされているので、人に与えるだけの愛情をもち合わせています。残念ですが、そういう徳のある上司はそう多くはいません。
もし、運悪くネチネチ系上司にエンカウントしてしまったら、「こういう人もいるんだな」と反面教師として受け入れ、流してしまうことです。人の八つ当たりや嫉妬を真に受けていたら、体がもちませんよ。相手をして傷つく必要など、チリほどもないということです。

いかがでしたでしょうか? 気持ちよく仕事がしたくても、ネチネチと嫌味を言う上司の下で毎日耐えなければならないと思うと、それだけで気分がユーウツになってしまうもの。
ツラい時もあるでしょうが、孤独に負けないでいただきたいのです。そんな時は、まわりのみなさんも同じ経験をしてきているはずです。見ている人は見ています。時間はかかっても、評価される日は必ずきます。かげながら、応援しております。

2017.07.04

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記事を書いたのはこの人

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Written by 立羽あさぎ

広島の山奥にある大学を卒業後、上京。 着ぐるみのスーツアクター、俳優・声優として活動後、エステティシャンとなる。 現在は、都内で劇団『タカラサガシゲキ団』の代表として、脚本・演出家として活動中。 オフに楽しむ梅酒と枝豆が何よりの至福。 暴走系ひきこもり女です。ご贔屓にどうぞ。

三井みちこ

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