春の引越しシーズン到来! 家選びをするときにチェックしてほしいこと10コ【生活環境編】
新生活をむかえるあなたにお送りしている家選びのチェックポイントシリーズ、本日のお題は生活環境編です。新居に一人暮らしする方もいらっしゃるでしょうし、ルームメイトや恋人、家族と住まれる方もいらっしゃると思います。住めば都とはいえど、ある程度のものがそろっている環境でないと不便を感じるのはあなた自身です。さて、さっそくいってみましょう。
1: まず、物件や周辺の掲示板をチェック!
一戸建ての場合なら、その町内の掲示板、集合住宅ならば、エントランスやエレベーターに貼ってある掲示板をチェックしましょう。そこに、その周辺の情報が載っています。「空き巣注意」や「ちかん注意」「害虫対策」「カラスの被害」など、その土地のトラブルのお知らせを一気読みできます。
2: セキュリティはしっかりしているか?
集合住宅ではオートロックが安心でしょうが、そこまで予算が工面できないこともあると思います。2重ロックにしたり、集合住宅の場合は1階をさけるなりして、工夫をしましょう。とくに、女性の一人住まいで1階は空き巣にも狙われやすいですし、洗濯物を干すのにも気を遣うのでまずオススメしません。
一戸建ての場合は、セキュリティ会社の支社がどこにあるのかをチェックしましょう。泥棒は、「侵入してから何分で支社から駆けつけてくるか」というところまでチェックして空き巣に入ってきます。
3: 郵便ポストは清潔か?
これは集合住宅の場合のお話ですが、物件の管理体制を見るのに、いちばん手っとり早いものさしのひとつとして、郵便ポストの状態をチェックすることをオススメします。管理が行き届いている物件であれば、清潔に保たれていますし、チラシを廃棄する用のボックスが設置されている場合もあります。
逆に、ずさんな管理の物件の場合、空き家のポストにはチラシが詰まり放題だったり、床にチラシが散乱していたりします。泥棒にもねらわれやすいので、ちょっと不安が残ります。
4: 線路や国道のちかくか?
騒音のお話になります。線路の近くだと電車の音・踏切の音などがするので眠りが浅くなる方もいます。国道など、車のとおりが多い道が近くにある場合も同じです。実際に物件を見に行ったときに、窓をあけた状態としめた状態、両方でどれくらいの音がするのか聞いてみましょう。
5: 学校が近くか?
学校行事やチャイムの音など、近いとけっこう響くものです。人の声も常にします。にぎやかなところがお好きなかたにはいいのですが、好みが偏るポイントでもあります。
6: 駐車場、駐輪場
車をお持ちであれば、駐車場の空きがあるのか、また空きがないなら近くに借りられるところはあるのかというのもチェックしてください。自転車の場合、駐輪場が奥まってあかりのないようなところや、ほぼ路上のようなところだと盗難の被害にあいやすいです。
7: ゴミ捨て場はどこか?
ゴミ捨て場が清潔な物件は、まず間違いありません。きちんと管理されています。これが、ゴミ捨て場の前にまでゴミが散乱していたり、あきらかにカラスが荒らした跡があったり、不法投棄のものが放置されていたりするとキケン信号です。においもチェックしておきましょう。
8: 大家さん、管理人さんが常駐しているか?
アパートだと、管理人さんがいない場合もあると思います。大家さんが1階に住んでいたりする物件もありますね。マンションだと常勤ではない場合もあるでしょう。人がいてくれるだけで安心感はありますし、トラブルのときに駆け込める場所があるかどうかは大事なチェックポイントです。
9: 買い物をするところはあるのか?
コンビニ・スーパー・駅はもちろんですが、銀行・郵便局・ATM・交番・消防署・病院・クリーニング屋――など、いざというときに必要になるところもチェックしておくと安心です。
10: 土地の地盤はしっかりしているか?
埋立地かどうか、過去の浸水被害があったか、近くに大きい川があるか、過去の地震で被害をあっているかを不動産屋さんにきくのをオススメします。不動産屋さんには、ハザードマップもありますので、新居がどのあたりになるのかチェックしてみましょう。
いかがでしたでしょうか? 春の引っ越しシーズンということで、新居に引っ越すさいに「ここだけは見ておいてほしい」というポイントを10コご紹介いたしました。引っ越すのにはお金もパワーもいります。新生活を万全な態勢ではじめられるお役にたてれば幸いです。