今の仕事、楽しんでいますか? 毎日の満足度を高めるアドバイス7つ
皆さんは今の仕事に満足し、楽しんでいますか? そんなふうになれたらいいなと思いつつ、現実は仕事内容・環境・人間関係などどストレス要因が多くて……と思う方も多いでしょう。たしかにその通り、でもせっかくなら楽しくハッピーな気分で毎日仕事と向き合いたいと思いませんか?
そこで今回は行動科学のプロたちによるアドバイスをお届けしたいと思います。時間的に見ても仕事の占めるウェートは大きなもの、それなら満足度の高い時間にしたいと誰もが思っているはずです。
お仕事前
仕事に対する「心がまえ」を考えておく
「今日も仕事かあ」とうしろ向きな気持ちで出勤するのと、「今日はこんなふうに仕事を片付けよう」と前向きな気分で向かうのでは1日の過ごし方がまったく異なります。
・ 今日の仕事で達成したいこと
・ 今日もっとも重要なタスクはなにか、いつまでに、どうやって終わらせるか
・ 今日会うお客さんには、いい印象を持ってもらえるよう、笑顔の練習をしておこう
というように、その日1日の「心がまえ」を自分なりに設定しておきましょう。
今日1日でもっとも楽しみにすることを決めておく
「今日は気になったお店でランチをする」「休憩タイムにお気に入りのお茶とお菓子を用意しておこう」――どんなにささいなことでも、なにか楽しみにすることがあると、気持ちもムードアップします。こんなふうにポジティブに過ごせる工夫をしてみて。
「ベストな自分」をイメージトレーニングしておく
別にモデルやアスリートではなくても、仕事で“ベストな自分”を発揮するのは、とても大切なことです。だからこそ、「今日の私は、デキル女でまわりからも信頼が厚い」というように最高のパフォーマンスを発揮できるようイメージトレーニングをしておきましょう。自分でそんなイメージができれば、不思議異なもので現実も後からついてくるものです。
お仕事中
仕事で会う人たちに、ポジティブワードを投げかける
いつもの「おはようございます」のあとに、男性に対しては「今日のネクタイ素敵ですね」、女性なら「ネイルきれいね、似合ってる!」というようにポジティブワードを付け足してみましょう。褒められて嫌な気分になる人はいないし、なによりも相手にそんな態度で接することで、自分も気持ちにゆとりが生まれてきます。
相手にイラっとしたときは、「この人はいい人、今の状況が厳しいだけ」と考える
仕事の人間関係で悩む人も多いのですが、誰かにイラっとしたときは、その人本人に悪感情を抱くのではなく、その人の抱えている状況が問題なのだということを思い出しましょう。もし嫌な態度を出されても、まともに受けとめてはいけません。そうせざるを得ないなにかがあって、それは自分とはまったく無関係だと思えば、腹を立てたり、怒るのもエネルギーの無駄だと気付くはず。
不満やイライラすることはすべて客観的に書き出して「ラベリング」をする
仕事をしていて感じる不満やイライラを吐き出さずにいると、どんどん心のなかにたまり、ストレスも大きくなります。そうならなきためにも、不満や嫌なことはすべて事実だけを客観的に書き出してみるのです。たとえば……
×: ◯◯さんに昨日メール出したのに、まだ返事がこない。無視されているんだ……
◯: 昨日◯◯さんにメールを出す。今現在(×時×分)まだ返信ナシ
×はもちろん悪い例、自分の感情が出てしまっています。◯がいい例。書かれていることは事実のみです。こんなふうに書き出すのは、バカバカしいと思うかもしれませんが、少し時間をおいてから、あらためて見ると「なんでこんなに怒ってたんだろう」と思うことがしばしば。
たとえ10分後でも、かなり気持ちは変わっていることに気づきます。いずれにしろ、忙しい仕事時間の中でネガティブ感情をため込んでいる時間もエネルギーもありません。この“ラベリング”作業で、嫌な気持ちはうまく消していきましょう。
お仕事が終わったあと
1日をふり返って、「嬉しかったこと」を3つ思い出してみる
お仕事が終わって、ふうやれやれ……と一息つくころ。今日はどんな1日だったか振り返ってみる時間も大切です。ささやかなことでもいいので、「嬉しかったこと」を3つあげて、家族に話したり、記録につけてみましょう。
小さな積み重ねですが、こうやって毎日その日に起きた“嬉しかったこと”を認識しておくのは、ポジティブマインドを保ち、仕事へのモチベーションを維持するうえでとても効果的です。