朝食抜きは冷え性の原因に! 忙しい朝は脂質でエネルギーチャージ
朝晩の冷え込みは骨まで寒く感じるほどです。冷え性の人はとくに「凍える」ところまで感じる人もいるのではないでしょうか。
体が冷えるのはとどこおりがあるからだけでなく、エネルギー不足が原因でもあります。太るからと小食になってしまうと代謝も悪くなり、冷え性に拍車をかけてしまいます。
そんな悪循環で体が冷えている人は、朝からしっかりとエネルギーをチャージするだけで冷えを改善させていくことができます。
女性はとく朝食が大事!?
朝食は「食べたほうがよい」「食べないほうがよい」――どちらにも俗説があるため、なにを信じてよいかわかりませんよね。
食べないほうが調子のいい人はそれでもOKですが、女性のほとんどはもしかしたら朝食をとらないと冷えにつながる可能性があるので、自分の体の声をきくことからはじめましょう。
また、食べる内容によっても体調は左右されます。体にあう食べもの、そして心身を温かくしてくれる食べものを選ぶことが大切です。
エネルギーを与えてくれる朝食
体にエネルギーが注ぎ込まれると、芯が温まりポカポカしてきます。そのため、朝から食事をすると1日の体温をアップさせてくれるため、夜も冷えを感じにくくなります。
なかでも体のエネルギーとなる炭水化物は手軽でよいのですが、菓子パンやフルーツは逆に体を冷やすことになるので、なにを食べるのかを選ばないといけません。お米やイモ類などは体を温めやすいのでおすすめです。
冷えを解消してくれる朝食
炭水化物はエネルギー源となりますが、より体の冷えを改善させたい人はタンパク質が必要になります。卵やソーセージといったタンパク質やビタミンが多い食材はより体を温めてくれるので、足元の冷えも気にならなくなるはず。
筋肉や骨の栄養にもなるので、朝からタンパク質を食べれば、体を温める機能自体を活発にさせていきます。
忙しい人は脂質でOK!
3大栄養素と言われる「炭水化物」「たんぱく質」「脂質」はそれぞれ回路が異なり、炭水化物を食べればその代謝回路が働き、たんぱく質を食べればその代謝回路が働きます。
しかし、脂質にはちがいがみられると言われています。脂質は炭水化物とたんぱく質両方の代謝回路も同時に動かし、3つとも効率よく働きだします。もちろん脂質はカロリーが高いため、大量に摂取すると太ります。
しかし少量でもしっかりとエネルギー補給ができる、うれしい食材でもあります。忙しい人も、朝に少量の脂質を摂取すれば体の代謝機能が良好に働き出し、冷えの原因を取りのぞけます。
オススメのクイック朝食
あまり時間がない朝に、ごはんとお味噌汁、卵や魚を用意するのは至難の業です。そこで、手軽にエネルギーを補給するために、朝食に少量の脂質をとって体を温めてあげましょう。
おすすめはココナッツオイルコーヒー。コーヒーにティースプーン1杯のココナッツオイルをいれるだけ。もうひとつはホットミルク。牛乳をマグカップに注ぎレンチンするだけ。
おなかが空かない朝、または忙しい朝にオススメです。なにも食べない朝より少量の脂質をとるだけで体を温め、冷えを改善してくれますよ。