ハリウッドのベテラン女優が語る、年齢を恐れずキレイに年をとる極意4つ
アラサー、アラフォーという年齢のくくり方や、日々耳にする“アンチエイジング”という言葉。――女性にとって、年齢との付き合い方って本当に難しいものです。「若いほうがやっぱりきれいだし、モテる」「最近ますます肌の衰えが気になるようになった……」。そんなふうに気分がブルーになっていることはありませんか?
年齢を恐れずキレイに年をとる極意4つ
たしかに若いって素敵なことだし、それだけで魅力になると思います。でも女性として堂々と、自信をもって年齢を重ねていきたいと思いませんか? 年をとるたびに、劣等感やあきらめを感じる必要はありません。そこで世界的にも超一流といえるハリウッドのベテラン女優が語る、年齢を恐れずキレイに年をとる4つの極意をご紹介しましょう。いずれもオーバー70の方々ですが、やはりオーラが違います……。
「若いときには気付かなかった“美しさ”を感じ取れるようになる」 Byダイアン・キートン
70年代から活躍する“元祖ハンサム・ウーマン”。70歳になった今もカッコいいおしゃれを楽しんでる素敵な女優さんです。年齢を重ねるにつれ、自分のルックスに対しても現実的に考えられるようになったといい、その分ほんとうに自分に似合ったスタイルをはっきり見つけることができたと言います。若いときはより刺激的な外見を求めていたそうですが、今はもっと本質的な美しさを見出したいという思いが強いようです。若いときには見えなかった、あるいは気付かなかった自分の良さや魅力に気付き、それを大事にする、とても素敵なことですね。
「年をとるって全然怖いことじゃない! 日々のストレスを発散する術を学んで!」 Byジェーン・フォンダ
セクシー女優、反戦活動家、エアロビビジネス――。大女優ジェーン・フォンダの人生には多彩な要素が含まれています。それでも78歳の現在にして、エネルギッシュなパワーを感じさせる彼女はスゴイ! はたから見れば恐ろしく感じる年齢も、いざ自分がなってみるとなんでもないと豪語するジェーン。30代、40代なんてまだまだ序の口なんだということに気づかされます。そんな彼女が大事だと考えているのは、日々のストレスを発散させるためになにをすべきか、知ること。彼女にとっては、心を落ち着けるための瞑想、そして1日8時間の睡眠こそが最良のストレス対策になっているそうです。シンプルなことですが、そんな自分メンテナンス方法をちゃんと知っていることこそ、最高のアンチエイジングではないでしょうか。
「時間には決して逆らえない、加齢と戦おうとしないことが大切」 Byカトリーヌ・ドヌーブ
フランスを代表する大女優として、知らない人はいないであろうカトリーヌ・ドヌーブ。数ある女優のなかでもダントツの美女度を誇るお方です。若さだけを重視するのではなく、精神的にも成熟した女性こそ魅力的というフランスのカルチャーをしっかり体現している彼女だけに、“年をとることは少しも怖くない”と豪語しています。未熟で若かったころのほうがつらいことや心配が多く、すべてのことにおいて気を緩めることができなかったけど、年をとるにつれて、肩の力を抜くことを覚えて、精神的にもラクになったというのが持論。彼女のゆるぎない自信の源は、72歳ながらいまだ現役で仕事を続けているということ。いつまでも情熱をもって取り組める“なにか”って、女性の美しさのためにも必須条件なのです。
「ありのままの自分を受け入れ、ほかの誰でもない“自分”であり続けること」 Byスーザン・サランドン
知性とセクシーさ、この一見相反する魅力を兼ね備えた稀有な名女優、スーザン・サランドン。今年70歳ということですが、なにか年齢を超越した女性美を体現しているような人です。自分の行動を年齢で制限する必要はないからこそ、軸となる“自分らしさ”をしっかりと持つことが大切だと言います。
ライフスタイル、ファッション、メイク、立ち居振る舞い――。すべてにおいて“自分らしさ”を追求するのはかなりのこだわりと知性が求められます。年をとって一気に老け込んだりしないよう、つねに“自分らしさ”を追求する精神、忘れたくないですね。
世界の名だたる女優さんたちだけに、その言葉にも重みがありますが、共通するのは年齢を言い訳にしないこと。いくつになっても自分らしさを大切に生きていれば、その人の美しさもそだっていくものなのでしょう。私たちも年齢をなにかの言い訳にせず、もっと堂々としていたいものですね。
▽ 参考雑誌(海外雑誌):『Good Health』