目覚めとリフレッシュに最適! コーヒーがもたらす時間ごとの体の変化とは?
眠気を覚ますだけでなく、気分転換にもうれしい効果のあるコーヒー。何気なく飲んでいるだけで実際どのように体に作用しているか、気にしていない人も多いのではないでしょうか? コーヒーは脳だけでなく、体や精神面に大きな変化をもたらしているんですよ。では、どのような変化が現れるのか時間ごとにご紹介します。
10分~20分後: 脳が覚醒
コーヒーを一口飲んだその10分後、すでにカフェインが血流に乗って体内に運ばれていきます。そして、心拍数や血圧・エネルギーの循環もあがっていきます。20分後には神経伝達物質に影響を与え、交感神経を活発にさせて脳を覚醒させ眠気覚ましをしてくれます。
眠いときにコーヒーを飲むと目が覚めるのは、カフェインによる交感神経の活性化のためです。朝眠いときは、10分~20分のコーヒータイムが作れるとよさそうですね。
30分~40分後: エネルギーに満ち溢れる
30分後には、体内で多くのアドレナリンが生成されエネルギーを感じはじめます。また血流がよくなり筋力へも影響を与えるため、体力的にもエネルギッシュになります。
そのため、運動をする30分前にコーヒーを飲むと、より高いパフォーマンスを望めます。40分後には気分が高まり、脳の感受性がよくなってきます。
1時間後: 心が安定してくる
コーヒーを飲んで1時間たつと、だんだんと心が安定して不安な気持ちがとり除かれていきます。その理由は、カフェインの影響で脳から発せられるドーパミンが、気分を落ち着かせてくれるからです。
気分転換でゆっくりするためにも、1時間くらいの休憩があるとリフレッシュができそうですね。
3時間後: カフェイン効果が低下してくる
3時間もたつとだんだんとカフェインの効果が低下しだします。脳にブレーキがかかったように、落ち着きがなくなってきてしまいます。
実際、カフェインで体力も気力もアップしたと思われがちですが、疲れた気分を脳でごまかしていただけということになります。そのため、だんだんと「あぁ、やっぱり私疲れる……」と感じてきます。
6時間後: カフェイン効果が低下してくる
半日が過ぎれば、もちろん6時間前にコーヒーを飲んだことなんて忘れてしまいますよね。しかし、体は違うんです。カフェインは6時間後に利尿作用として効果を発揮しだします。
夜寝る前にコーヒーを飲んではいけないと言われていますが、正しくは6時間前ということになります。夕方にコーヒーを飲まないようにしたほうがよさそうですね。
コーヒーが体に与える影響を時間ごとに見ていくと、飲む頻度や時間帯の重要性が見えてきます。朝飲むことで目覚めの効果が出たり、休み時間に飲むことで心の安定がとれます。
一日のうちのどのタイミングで飲めばいいのか、生活スタイルに合わせてコーヒーライフを楽しんでみてはいかがでしょうか?