仕事がつらいのはナゼ……自分で自分を苦しめている意外な原因とは?
毎日仕事が楽しくて仕方がない! という人はほんとうに少数派で、おそらく大多数の人は“今日も仕事、嫌だなあ”なんて思いながら、頑張っていることでしょう。遊びではないのですから仕事にある程度のストレスはつきものですが、精神的に病んでしまうほどのストレスはやはり困ってしまいます。
ストレスの原因は対人関係、仕事環境あるいは待遇? 自分の力でコントロールできないものは悩んでもしかたない部分もありますが、じつは自分自身で招いてしまっているものも案外多いようなんです。その正体を見つけ出し、取り除いてみましょう!
仕事がつらい……自分自身に余計なストレスを与えている原因とは?
与えられた仕事をこなす能力はないと自信を失っている
一生懸命仕事をしていても、それは会社や上司から期待されているレベルに見合っていないのではないか……そんな不安を絶えず抱いて、萎縮してしまっている人がかなりいるといいます。でもその不安はたいてい自分の頭で勝手に想像しているもので、現実はとどこおりなく進んでいる場合がほとんどです。
責任感が強かったり完璧主義の人ほど、そうやって自分に課すレベルを高くもうけて、現実とのギャップに悩んでしまいがち。でもそうやって自信をなくしているときほど仕事を冷静に処理できず、実力以上の能力を発揮できません。萎縮しないでしっかり自信をもって取り組むことで、余計なストレスを抱え込まずにすみますよ。
自分の仕事に意義ややりがいを見出せないでいる
ほんとうはどんな仕事だって意味や必要性があるのに、それを見出せないで一人で苦しんでいませんか? 確かに大きな会社や組織で働いていると、自分がどんなふうに貢献しているのか、実感しにくいものです。そうなるとモチベーションも下がって、仕事そのものがよりストレスに感じやすくなってきます。
そんなときは自分の業務が、誰にどんなふうに役立っているのか、考えてみましょう。直属の上司、あるいは顧客、あなたの仕事のおかげで助かっている人が必ずいるのですから、その人たちの喜ぶ顔を考えて励みとしてみましょう。
マルチタスクに励んでいる
会社に着くなりメールをチェックして、今日のスケジュールを見直し、昨日やり残した仕事に手をつけて……というふうに、いつも同時進行で複数のことを進めていませんか?
マルチタスクは確かに一見“デキる”ふうにあなたを見せてくれますが、人間の脳はそう絶えず、いくつものことを集中して処理するようにはできていません。マルチタスクが得意なのはコンピューターであり、ヒトの脳ではないのです。
それよりも数あるタスクの優先順位をはっきりさせ、大事なことから一つ一つ着実にこなしていく、重要度の低いものはあえて今やろうとしない、そんな取り組み方のほうがストレスも減らすことができます。
能力を発揮するためのコンディションを整えず仕事に向かっている
毎日疲れたまま、嫌々な気分を引きずりながら、仕事に向かっていないでしょうか。そんな人はまず、自分の能力をじゅうにぶんに発揮するだけのコンディションを整えてから、仕事に取り組んでみましょう。それは仕事のみならず、生活習慣そのものから考えてみる必要があります。たとえば……
・ 毎日寝不足にならないよう、6時間以上の睡眠をとるようにする(当たり前のことですが、睡眠不足では集中力が低下し、仕事のパフォーマンスも下がってしまいます)
・ 仕事中にじゅうぶんな水分補給をする(これも忘れがちですが、仕事中こそちゃんと水分補給をして血行を良くし、脳にも血液がたくさん行き渡るように心がけて。とくに冷暖房の効いたオフィスでは、想像以上に体が乾きがち。いつでも水分補給できるようにしておきましょう)
・ デスクで昼食をとったりせずきちんと休憩をとって、昼食をしっかりと食べる。空腹のまま仕事を続けない
・ デスクまわりにごちゃごちゃモノを置かない(整然と片付いた空間でこそ、仕事への集中力も高まります)
以上のようなことに気をつけ、実力を発揮できる環境をまずは整えてみましょう。思いっきり仕事に打ち込んで成果を上げることができれば、仕事に対するストレスそのものが軽減されます。
▽ 参考記事: 16 surprising reasons you’re stressed at work