果物の過剰摂取はNG! 果糖による体へのダメージって?
健康管理のためにスムージーやジュースを作る人が増えていますが、果物をたくさん使うので果糖の過剰摂取になっていないか気を付けたほうがいいかもしれません。
健康にいいイメージのある果物ですが、過剰摂取は体へのダメージが大きいのです。
お腹がゆるくなりやすい
胃腸が弱く過敏な人は、果物のとりすぎによりお腹がゆるくなったり、逆に便秘がちになることも。健康のために果物を多めにしたら便通がよくなった! と喜んでいても、じつは軟便で下痢になってしまっている……なんてこともあります。
このような場合、せっかくのミネラルやビタミンが体外に排出されてしまうので、栄養が補えていない状態に。お腹がゆるくなりすぎないように、量を調節して果物を摂取するようにしましょう。
自己免疫力の低下を招く可能性が
糖を過剰に摂取すると、腸の壁が壊れてしまうリーキーガット症候群になる恐れがあるのだとか。糖と言っても砂糖だけでなく、果物の成分である果糖も含まれます。
消化吸収のいい果糖だけに過剰摂取は避けたいところ。腸壁がキズ付けられると、そこから毒素が血液に流れ込んでしまい、自己免疫力が低下してしまいます。逆に、ある程度の果糖は腸壁を丈夫にするとも言われているので、適度な量を心がけましょう。
カンジダを悪化させてしまうことも
現代の女性の多くは、ストレスや寝不足、疲労などにより免疫力がさがりがちで、カンジダになりやすいのだとか。カンジダは体内に入ってくる糖を栄養としているのですが、砂糖と果糖の区別をしてくれないそうです。過剰な果糖摂取でも症状が悪化してしまうことがあるので、砂糖を控えるだけでなく果物の摂取にも気を付けましょう。
バナナやドライフルーツのとりすぎに注意
バナナやドライフルーツなどの甘い果物は酸性食品になるので、歯のエナメル質が溶けて虫歯になりやすいのだそう。スムージーやジュースを作るさいに、甘味や満足感のためにバナナやドライフルーツを入れる人も多いかもしれませんが、適度な量におさえておきましょう。
そのほかの新鮮な果物は歯にとってもいいものなので、とりすぎなければ虫歯の心配はありません。
とりすぎなければいいことたくさんの果物
適度な量ってどれくらい? と疑問に思うところですよね。一日の果物の摂取量はこぶしひとつ分と考えておきましょう。スムージーや野菜ジュースを自分で作るときも、コップ一杯分くらいにして作りすぎないようにするといいです。
本来果物は、ミネラルやビタミンなど体に必要な栄養素を効率的に補え、エネルギー源としても効率よく体内に浸透する素晴らしい食べ物です。適度な量を摂取して、健康を維持しましょう。