心理学的アプローチで探る、夢や目標を達成するためのヒント
「こんなふうになってみたい」と、誰でも夢や目標があると思います。でもそれに向かってひたむきに努力を続けるのは骨が折れること……。やみくもに頑張っても成果が見えないと、頑張る気もなくなってしまいますよね。だからこそ、もっとスマートに考えてみる必要があります。
自分の気持ちをコントロールする4つのヒント
そこで、さまざまな心理学的研究に裏付けされた、夢や目標を達成するためのヒントについてご紹介しましょう。なにかを目指すには、自分の気持ちをコントロールすることが欠かせません。
・ あきらめたくなったり気が散ったりしたとき、やるべきことに集中する
・ ベストな結果が出せるよう、つねにいいパフォーマンスができるようにする
・ うまくいかなかったり誰かに反対されたときに、自分の行動や感情をおさえる
・ 心にわき起こるさまざまな考え、雑感に惑わされないようにする
以上のことをうまく自分でコントロールできてこそ、着実に夢に近づいたり、目標をクリアしていけるのです。ただし、このコントロールが難しいのも事実。体力的に疲労していたり、精神的に弱っていると、このコントロールがうまくできません。
ですから、いかにコントロールしやすい環境や状態を整えてやれるか、ということこそが成功へのカギとなるのです。ではどんなことをすればよいのでしょう? 4つのヒントを挙げてみましょう。
ヒント1: 朝こそ“ゴールデンタイム”である
“朝活”という言葉があるように、じゅうぶんに睡眠をとってリフレッシュされた状態は、なにかを集中して取り組むのにはもっとも適した時間帯です。夜疲れた意識でダラダラとなにかを続けるより、短時間でも朝シャキッとした気分でとり組んだほうがはるかに成果も出やすくなります。
1日のはじまりである朝の時間をきちんと充実させることができると、その日1日の過ごし方も焦らず、精神的に余裕をもって過ごすことができるのも大きなポイントです。
ヒント2: 穏やかな精神状態を保つ
夢や目標の実現に向けてもっともパワフルな精神状態とは、なんでしょう? それは興奮やストレスなどではありません。穏やかで、ささいなことに動じない静かな精神状態であることこそ、もっとも心強い状態なのです。
携帯電話を充電するのと同じように自分の精神も“充電”し、気持ちをリセットできるような方法を定期的に行うことが、“燃え尽きない”ための予防策になります。
その方法とは瞑想・ヨガ・あるいは呼吸を整えるといったシンプルなことでもかまいません。忙しい日々でもちょっとしたスキマ時間があったら、こうしたやり方で心をケアしてあげましょう。
ヒント3: 全方位的に頑張らず、リラックスできるエリアを残しておく
仕事でもプライベートでもあらゆる面で、自分の描く“理想”に近づきたい、と全方位的に頑張りすぎてしまい、自分自身を摩耗させてしまっているケースもあります。こうした人は完璧主義におちいりやすいので、気をつけて。100%フォーカスするエリアと多少気を抜いても構わないエリアを使いわけて考えてみましょう。
ヒント4: 究極のゴールがブレなければ、力は出る
夢や目標を持ったとき、どうしてそうなりたいか、根本的なことから考えたことはありますか? “転職したい、起業したい”というのなら、きっとそれらを通じて、よりよいキャリア人生ややりがいを得たい、人の役に立ちたい、という気持ちがあるはずです。
目先のことにとらわれず、そうした“究極のゴール”を見失わないようにしましょう。そうすれば、ちょっとした小さなミスや失敗で心が萎えたり、自信がなくなるのを避けることができます。
まとめ
最後になりますが、もっとも大事なのはなんといっても“できる”と信じること。自分ができると強く信じなければ、夢も目標も達成まではたどり着きません。
いろんな失敗や障害があって気持ちが萎えそうなときもかならずありますが、そんなときこそ楽観的な態度で「大丈夫、なんとかなるわ」と強く自分を信じてあげましょう。そんな気持ちが成功を引き寄せる一番のカギになることも忘れないでくださいね。