心身ともに健康でいたい人へ。陰陽五行が教えてくれる四季折々の生活ヒント

2016.03.05

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「陰陽」は地球上の地を「陰」、天を「陽」とし、地と天の間にあるすべてにおいても陰陽を持ち合わせるとしています。地と天の間には、「木」「火」「土」「金」「水」のエネルギーが存在しそれらが循環しています。そのエネルギーを四季にあてはめると、季節ごとの生活のヒントが隠されているんですよ。

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「木」は春の季節

「木」=【春】は、成長や発展、そしてはじまりです。春は、スクスク育つ木にたとえられています。枝が伸びたり曲がったりしながらも上へと成長していくようにすごすのが、この季節の生活において気をつけたいことです。そして春は「肝」が弱まります。味覚が酸っぱさを求めることにより悪くなり、怒りっぽくなるのが特徴です。肝が弱まらないよう、酸っぱさと対極する甘味のある食べ物を食事にとり入れましょう。天然の甘味でもある「なつめ」などがおすすめ。
春の次は夏ですよね。木が擦り合わさることで火が発生します。火を起こすことで次の季節に移り変わることができます。

「火」は夏の季節

「火」=【夏】は、明るく燃えあがるように発展することを意味しています。火は暑さを象徴するもので、まさに夏の季節のことですね。この時期は「心臓」や「循環器系」が弱まります。病気にまで発展してしまう人は、よく笑い陽気な性格の人が多いのが特徴です。味覚的には苦味を求めるので、対極する辛い食べ物を積極的に食事にとり入れると◎です。
夏の次は土用の季節に入ります。長夏とも言われています。火が燃え尽きると土に変わることで、次の季節に移り変わることができます。

「土」は季節の移り変わり

「土」=【土用】は、種をまく季節といわれています。夏の火が土になったところで、種をまいていくのがこの時期。ちょうど秋に移行するあいだの季節なので、心も体も敏感になりやすいかも知れません。この時期は「脾」が弱まりやすく、髪の毛が抜け落ちたり体が疲れやすくなります。また、甘いものを欲しやすいのですが、それもまた脾を悪くしてしまいます。甘味と対局する塩っ辛い食べ物は、脾を強めてくれるので食事にとり入れてみてください。
そして、いよいよ秋に突入です。土は集まることで山となりやがて石になります。石の中で金が生まれることから、次の季節へと移り変わることができます。

「金」は秋の季節

「金」=【秋】は、冷たくてかたく、変化を拒みます。土が塊になることで、より強固な金になるのです。「木」や「火」のように広がるのがいいように思いがちですが、膨張するエネルギーを収縮させなければ、住むところがなくなったり、大きいものばかりに栄養が奪われたりと悪い影響が出てきます。広がり続けるエネルギーを縮めるように、秋の季節は冬に向けて静かにすごしてみるのがおすすめです。また、この時期は肺が弱まりやすく、味覚的に辛いものを好みます。辛味は肺を悪くするので、対極する酸っぱい食べ物を積極的にとるようにしてみましょう。
そして、いよいよ寒い冬に入ります。石の中に存在する金は、水分を吸いとって水を生みます。この過程を通過することで、冬に突入できます。

「水」は冬の季節

「水」=【冬】は、冷たく閉塞していますが、内側では上から下に水が流れていき、土に潤いを与えていきます。春にむけて、土に栄養を与える重要な時期が冬なのです。季節の中でも陰の気が一番強く、寒いのでじっと小さくなるのも自然の摂理にかなっています。この時期は「腎」が弱くなりがちです。寒さのせいか塩っ辛いものを好み、腎の働きをより悪くしてしまいます。腎を強くするには、塩っ辛いものと対極する苦味のある食べ物が効果的です。
このようにめぐりめぐって、土に栄養を与えることで種が芽を付け、春にむけて成長していき、季節が循環していきます。

陰陽五行においては、四季折々の体の変化に対応した生活を送れば健康でいられると言われています。ぜひ参考にしてみてくださいね。

2016.03.05

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記事を書いたのはこの人

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Written by トモミ

プロフィール:ちびっこヨガインストラクターとして毎日ヨガ漬けの日々を送る。 体を動かすのが大好きだけど、食べる事も大好き。 休みがあればカメラ片手に町に行ったり山に登ったり。