意外と知られていない? タイプ別冷え性対策:前編
多くの女性は寒さに敏感なため、冬の季節はとにかく冷え対策が欠かせません。しかし、冷え性だと自覚している人と、そうでない人がいます。冷えを自覚できていないと、冷えの症状が知らないうちに悪化してしまうかもしれません。
新しいタイプの冷え性
最近では皮膚の温度が高いのに冷えを感じる女性が増えています。近年の電気機器による暖房、電磁波により自律神経が損傷してしまっているからと言われています。ニュータイプ冷え性と言われ、二つのタイプにわけられます。
タイプ1: かくれ冷え症
手足の体温はそこまで低くなく、火照りを感じる人がいます。このような症状の人は、ニュータイプの冷え性で「かくれ冷え症」と呼ばれます。手足がほてっているため冷え性だとわかりづらく、自覚していない人も多いのだとか。
タイプ2: 次世代型冷え症
かくれ冷え性と同じように、手足の温度は体表面の温度よりも高い傾向にあります。しかし、手も足も冷たい感覚があり、全身が氷水に浸かっているように寒さを感じます。自律神経が麻痺を起こしているため、このような現象が起こります。“次世代”とも言われているように、現代人には欠かせない電気機器に依存していると、自律神経が乱れてしまいます。
新型冷え性の特徴
誰かに手足を触られたときに“冷たい”と感じたら、手足の温度は十分に高い証拠です。このような新しいタイプの冷え性は年々増加傾向にあるのだとか。その原因は、電気機器、電磁波、化繊繊維の衣服によるもの。化繊繊維が原因なのは、静電気が起きやすいからのようです。日常生活でもたくさんの電気をあびているので、意識しておきたいところです。
冷えてしまう原因
冷え性になってしまう原理は以下のようなものです。末梢血管が拡張し手足から熱を放出させるために、手先と足先の温度がぐんぐんと上がっていきます。熱が放出されると寒さを感じ、その上、体が冷たいと感じると血管は収縮してしまいます。そして、通常よりも寒さを感じるようになってしまいます。一日の間でこのような状態を繰り返すため、凍えっぱなしになってしまうのです。
冷えの対策ポイントは3つ
手足が火照っている場合、血管が拡張しているので収縮させてあげると、身体は温かさを感じられるようになります。
1: シャワーや布で足指をしっかりとマッサージ。または塩などでも良いので、足の指をしっかりとマッサージしましょう
2: 皮膚表面を鍛える。皮膚が寒さに対して弱っているので、刺激などを与えて抵抗力をつけましょう
3: 衣服に気を付ける。静電気を防止するために、なるべく天然素材のものを選ぶのがポイント
また、手足のほてりを冷やしてあげることで、体感的にも温かさをとり戻せるので、緊急対策としても有効です。
▽ 参考記事: 「あなたの冷え性はどのタイプ?」「冷え性のタイプを知ろう!」