不満ブスにならない! 文句を言う習慣をストップするコツ とは?

2016.01.11

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いつも眉間にしわを寄せて、不平や不満のカタマリ。そんなネガティブ人間になっていませんか? そんなふうだと表情もけわしくなって、おブスになっていくばかりです。
問題はこんなネガティブさが習慣化していて、当たり前になってしまうこと。そうなる前にこの悪習慣をストップしましょう! 不満が溜まってすぐに文句を口にしてしまう前に、こんなことを思い出してください。


自分の不平や文句を、“編集”してみる

誰だっていつも冷静で穏やかな気持ちでいられるわけではありません。落ち込んだり、とてもイライラしてしまったりするときもあるでしょう。でもその気持ちを不平や文句としてダイレクトに表現する前に、ちょっと考えてみましょう。

・ ひょっとして今の状態は、思ったほど悪いことではないかもしれない

・ 八方ふさがりのように見えるけど、じつは大きなチャンス到来なのかも

・ ○○さんにはとても腹が立ったけど、あの人なりの事情があるのかもしれない

そんなふうに、すぐに口に出してしまいたくなる不平や文句を自分なりに“編集”してみましょう。思いがけず、ポジティブな面を見つけたり、冷静さをとり戻すきっかけになりますよ。

思い込みや自分に対するネガティブトークを、モニタリングする

思わず感情的になってしまう不平や不満。でもじつはそれは思い込みだったり、自分自身でそう言いきかせてしまっていることが原因だったりします。ひとつネガティブなことを考えると、それはすぐに連鎖反応を起こし、次から次へとネガティブな思いがわき起こってきます。
でもそれは自分の頭の中だけで想像しているだけで、現実の姿からはかけ離れてしまっています。なにかにイラッとしたとき、それは思い込みや自分自身のネガティブトークが原因になっていないか、よく注意してみましょう。そしてもしそうだとしたら、思い込みやトークをすぐに“オフ”にして、それ以上考えすぎないように気分を切り替えることも大事です。

“マインドフル瞑想”で、感情を交えず、心の状態を見つめてみる。

心のなかではつねにさまざまな感情がうずまいており、ときには怒り・不満・悲しみといったネガティブな気持ちも大きくなるでしょう。でも大切なのはそうした気持ちに、理性まで支配されてコントロールされないことです。そのために効果的なのが“マインドフル瞑想”。感情や偏見をまじえず、心の状態をありのままに見つめるトレーニングです。
たとえば大きな駅のプラットフォームに立っていることを想像してみましょう。さまざまな列車がひっきりなしにやって来ますが、これこそ“感情”そのもの。うれしさ、喜びといったポジティブなものもあれば怒り・嫉妬・不満などネガティブなものもあります。でもそこでネガティブな感情の列車がやって来ても、電車に乗らず見送ってしまえばいいのです。電車はやがて発車してしまえば、あなたには何の影響も残しません。
こうしたトレーニングに慣れてくると、怒りや不満もうまくやり過ごせるようになり、気持ちのコントロールも上手にできるようになってきます。

最後に

最後に……どんなに素敵な人だって、完璧な人生を送っている訳ではありません。生きている限り、不平や不満はつきものです。もしそれらが自分の努力と行動次第で変えられるのならいいですが、変えられないものもたくさんあります。他人の気持ちなどもそのひとつです。
ですから、自分でコントロールできないことに対しては“こういうものだ”と受け入れ、あらがわないことも大人の人生術。そしてむしろ自分の人生に訪れてくれる、ささやかな幸せやラッキーなできごとに目を向け幸せを実感することが、不満ブスにならないための一番の予防策と言えるでしょう。

▽ 参考記事 :『GoodHealth』2015年12月号 P.61

2016.01.11

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。