義理の父母にお歳暮を贈るさいの注意点5つ
年末年始は夫の実家に帰らない代わりに、お歳暮を贈って済ませたい……と思っている奥さまも多いかと思います。しかし、自分の親ならまだしも一緒に生活したことがない義父母の好みを踏まえてお歳暮を贈るのは難易度が高いですよね。夫にきいても「なんでも喜ぶんじゃない」とのんきな返事しか帰ってこなかったり。実の息子である夫が選んだものならそりゃなんでも喜ぶかもしれませんが、嫁が選んだものには厳しい目でチェックされがちですよね。
そこで今回は、「義理の父母にお歳暮を贈るさいの注意点」をまとめました。
1: 履きものは贈らない
お歳暮やお中元に「履きもの」はマナー違反とされています。理由としては「踏みつける」意味になってしまうので失礼とされています。スリッパなどを気軽に選んでしまわないように気をつけましょう。
よほど義実家と仲がよく、マナーを踏まえたうえで贈るならよいですが、なにも知らずに贈ってしまったら「あの嫁は非常識」と言われかねません。要注意です。
2: 送り主の名前は夫にする
お歳暮を選んで手配する場合、自分の名前を送り状に書くケースもあるかもしれませんが本来であれば夫の名前で書くのがマナーとされています。私が苦労して贈ったのに夫の手柄になってしまうの? と悔しく感じるかもしれませんが、親の立場からすると、息子の名前で届いていても嫁の字で書かれていれば「常識のある嫁だ」とちゃんとわかります。
3: 肌着などは贈らない
寒い地域に住んでいる義父母に対して、暖かい肌着を贈ると喜ばれるのでは? と考えることもあるかもしれません。しかし、肌着や下着を贈るのは「貧しい人への施し」の意味があるとされており、お歳暮として贈るのはマナー違反になってしまいます。お歳暮やお中元は、プレゼントとは少し意味合いが違うのです。
4: 健康を気遣ったものを贈る
義父母に長生きして欲しいという思いをこめて無農薬や有機栽培のものを贈るのもよいですが、年配の方に贈るならわかりやすいものの方が好まれます。「減塩」「高血圧に効果的」「コレステロール値をさげる」などの効能が大きくうたわれた特定保健食品などの方が喜ぶ方が多いです。
また、小さなことですが「表示の文字が大きい」ことも重要です。老眼になってくると細かい効能が読めません。わかりやすく効能がわかるものの方が使いやすいですよ。
5: その地域の常識を調べるに
お歳暮に限らず、地域ごとに決まったルールがありその地域の人は常識だと思っていることが、ほかの地域で生まれ育った人にとってはまったく理解できないルールだったりします。お歳暮に関してはそれほどめんどうなマナーではないので、迷ったら夫にきくよりもその地域にある百貨店や贈答品専門店に電話してきくのが一番間違いがないですよ。
めんどうに感じることの多い義実家との付き合いですが、ビシっとこなせば嫁としての株があがります。うまく乗りきって「いい嫁」だと印象づけましょう!