美肌にうれしい国産レモンの季節到来! オシャレでおいしい自家製レモン酒を作ろう!
こんにちは! インナービューティー研究科・フードコーディネーターの國塩亜矢子です。年中手に入るレモンですが、じつはこれからの季節は安心安全な国産レモンが旬をむかえるってご存知でしたか?
今回はそんなレモンのうれしい美容効果と、おすすめの自家製レモン酒レシピをご紹介したいと思います。
秋冬は国産レモンを味わい尽くそう!
国産レモンは秋~冬が旬の果物で広島・愛媛・和歌山が主な産地。熊本や静岡などでも比較的多く生産されています。国産レモンはなんといっても鮮度がいい! なので、防カビ材などの保存料が輸入物に比べて少ない、もしくはまったく使われていないんです。
皮ごと使いたいときや、お子さまの料理やお菓子に使いたいときにはまさにピッタリですよね。
美肌にうれしいビタミンCが豊富!
レモンは言わずもがな、美肌にうれしいビタミンCが豊富です。ビタミンCがなぜ美肌にいいといわれているか、それはお肌の細胞中にある美肌のもとである「コラーゲン」の生成をサポートするからなんです。レモンには可食部(皮や種をとり除いた実際食べることができる部分のこと)100gあたり100mgのビタミンCが含まれているんです!
同じ可食部100gあたりでみると、イチゴが62mg、みかんが32mgのビタミンCを含んでいますから、レモンのビタミンCの含有量の高さはまさにトップクラスといえます。
ビタミンCのその他のうれしい働きとは?
ビタミンCは細胞の参加(老化)を防ぐ抗酸化力が高いビタミンとしても有名です。元気で若々しいお肌や体を維持するには不可欠の栄養素といえます。美容面ではもちろん、動脈硬化など生活習慣病が気になる人にもおすすめです。
またビタミンCは体内の鉄分の吸収をサポートする働きもあります。鉄分を多く含むレバーや赤身のお肉にレモンを添えていただくことで、さっぱりとした口当たりになるだけでなく鉄分がムダなく摂取できるというわけです。
南イタリアの伝統酒レモンチェッロとは?
レモンの一大生産地であるイタリア南部には「レモンチェッロ」と呼ばれる伝統的なレモンのお酒(リキュール)があります。30度以上とかなりアルコール度数が高いお酒なので、少量をショットで飲むほかに、ソーダなどで割って飲む、デザートに使う――など、楽しみ方はいろいろ。
材料は大量のレモン、ウォッカなどのスピリッツ、砂糖のみ。最近は日本でもよく売られています。お酒が好きな方はぜひ一度試してみてはいかが?
自家製レモン酒を作ろう!
日本には梅雨の梅が旬をむかえる時期に「自家製梅酒」を各家庭で作りますよね。同じ要領で国産レモンがおいしい時期には「自家製レモン酒」を作ってみませんか?
レモン酒作りのPOINT
1: 保存容器は匂いや色が付きにくいガラス製のものを使用
※ 2L以上の容量がある広口の保存容器が望ましい
2: 保存容器は使用前に必ず熱湯&アルコール消毒を行う
<作りやすい分量>
・ 国産レモン……6個
・ 氷砂糖……200g
・ 蒸留酒……900ml
<作り方>
1: レモンのへたを切り落とし皮を剥く。約2cm幅の輪切りにする。皮の内側と輪切りにした実のまわりの白い部分は苦みのもとになるのでなるべくキレイにそぎ落とす
2: 保存瓶に熱湯を注ぎ蓋をして10分置く(熱湯消毒)。よくすすいだら水分をしっかり拭きとり、ペーパーにアルコールを含ませ、保存瓶の内側を拭く(アルコール消毒)
3: 2の保存瓶にレモンと氷砂糖をサンドイッチ状に入れ、お好みの蒸留酒を注ぐ
4: 2~3週間後に皮だけを取り出す
5: その後3~4か月後に一度大きめのボウルとざるでこして実や種などをとり出す
6:こしてからさらに3か月、常温にで保存して味がなじめば完成!
※ 蒸留酒は梅酒用の日本酒や米焼酎・ブランデー・ジン・ウォッカなどの蒸留酒が合います。
※ 必ずアルコール度数20度以上のお酒で作ること!(20度以下のものは法律上NG)
※ こすさい、ボウルに布巾や晒などをひくと、細かい不純物がとり除かれて美しく仕上がります。
いかがでしたか? 美容と健康にうれしい栄養がたっぷり詰まった、安心安全の国産レモン。お料理やお菓子造りだけではなかなか使い切れない……という場合にはぜひ自家製レモン酒にチャレンジしてみては? 今から仕込めば春先にはおいしく飲める自家製レモン酒。おもてなしの際に瓶ごとお出しすれば、ゲストもきっと喜ぶこと間違いなし!
旬の味覚をおおいに楽しみながら、毎日の暮らしをちょっと豊かにしてみましょう。