もしかして毎日使ってない? 目覚めが悪いのはスヌーズ機能が原因かも……。
しっかりと睡眠をとったつもりでも朝からぼーっとしてしまいスッキリと起きられないとき、身体は起きているのに脳が眠っているように感じませんか? とくに二度寝をしたときや、アラーム機能を2度以上使っていたりすると、このような現象が起きやすくなるのです。
自然な目覚めとは?
人は目覚めるとき、脳が少しずつ覚醒するようにできています。起きる時間が習慣づけられると、アラームなどなくても脳が目覚めることができるようになります。しかし、何度もアラーム機能の強い刺激を受けて起こされることで、目覚めが悪くなっていきます。
睡眠慣性って?
「睡眠慣性」とは、アメリカの国防省による調査で名づけられたもの。目が覚めた状態なのになんだかまだ寝ているような感覚が続いた状態を「睡眠慣性」といいます。アラーム機能の刺激を受けるほどこの症状におちいりやすく、睡眠と目覚めを何度も繰り返すと症状も深刻化するようです。
スヌーズ機能が身体に悪影響をおよぼす
携帯電話やスマホなどについているスヌーズ機能は二度寝してしまったときなどにとても便利ですが、何度も繰り返し起こされることで睡眠慣性の症状が悪化するようです。何度も脳が刺激を受けて起こされることで、睡眠と目覚めを繰り返し、身体に悪影響をおよぼします。
生活に支障をきたす
なかなか脳が覚醒せずに朝をむかえると、仕事に行くまえなどにぼーっとした状態が続き、出かける支度などに支障が出てきます。人によっては空腹感がなかったり、より強い刺激を求めコーヒーを何倍も飲む、道を歩いていてもぼーっとしてしまうなど、生活習慣に悪い影響がおよびます。
目覚めが悪い状態はおよそ2時間から4時間くらい続くといわれていますが、症状が重くなると回復にも時間がかかります。ぼーっとしたまま仕事場に行っても仕事がはかどらなかったり、人の話も耳に入らないなど仕事に支障が出てきてしまいます。注意力が鈍るのでミスにつながります。
スヌーズ機能をオフに!
何度も目覚めを繰り返すことがぼーっとする原因。朝からシャキッとさせるために、朝日を浴びたりシャワーを浴びたりしても改善されないことがほとんどのようです。朝からスッキリ起きる習慣をつけるためにも、毎日同じ時間に一度でパっと起きることが大事。そのためにもスヌーズ機能はオフにしていきましょう。一度の目覚ましで起きることが、スッキリした朝の目覚めにつながります。
すぐに起きられない場合は……
一度の目覚ましですぐに起きられない場合、布団の中で少し動いてみるのがおすすめです。足先からじょじょに動かし身体をゆすったり指を動かしたり、丸まってみたり……。そこからゆっくりと身体を起こすことで脳も身体もびっくりさせずに起き上がらせることができます。