午後の仕事が眠くなる、食後の眠気の原因は?
午後の仕事は眠気との闘いがつきもの。でも、まだまだ仕事はこれからが正念場。目覚めをよくするための方法もありますが、その前に眠気の原因をとり除いてあげれば、仕事の集中量もアップしますよ。
食後に眠気が
午後の眠気は、ランチを食べて数十分、なかには1時間~2時間後にやってくる人がいます。人それぞれ睡魔の時間帯が違いますが、その原因はランチで食べたものや食べ方にあるようです。
あなたはランチになにを食べますか? 毎日眠気を感じている人は注意してみましょう。
糖質のとりすぎ
お昼に糖質の多いランチを食べると、午後の眠気を倍増させます。その理由は血糖値に関係が。血糖値を急上昇させる糖質は、その後勢いよく血糖値がさがります。いくら体内にエネルギーがあっても、血糖値が勢いよくさがることで脳が休息状態になり、眠気に襲われます。
栄養不足が原因
朝から食事をとらず、昼も粗食のような生活をしている人は、栄養不足に陥っている可能性があり、午後の眠気を倍増させている原因になっていることも。エネルギー不足でもあり、そのような状態になると脳が体を守ろうと眠気を起こして睡眠をとらせようとしてきます。
食べすぎが原因
ランチを食べすぎてしまった! という日もあるかもしれません。そういう日に、午後から眠くなることはありませんか? 食べたものに関わらず、胃にたくさんの食べものが集中すると、血液が胃に集中してしまい、脳への血流が低下して眠気が出てきます。
日頃からの食生活
日頃から食生活が乱れ、お酒や甘いもの、揚げものなどをよく食べている人は、体が疲れている状態に。そのような人はすい臓が疲れやすくなっており、食後のインスリンの働きも弱っています。食後の代謝にもかかわるインスリンの不足は、ダルさや眠さを引き起こすことになります。
水分のとりすぎ
食事中や食後に水分をたくさんとる人は、眠気を引き起こす行動をしていることに。食べものが胃のなかに入ると、消化液により消化活動が活発になります。そこへ水分が入ってくると胃酸や消化酵素が薄まり、消化活動に負担が。消化運動を妨げることでエネルギーを消耗し、睡魔がおそいます。
負のスパイラスに気をつけて
眠いからと、引き出しのなかにあるチョコレートやあめ玉を口のなかに入れていませんか? それらすべての糖分は、眠気の負のスパイラルを作ることになります。常に糖分を体内に入れることで血糖値のアップダウンが激しい状態に。甘いものの常食は、眠気を起こしやすい体にするので注意しましょう。
ランチで気をつけること
午後の仕事をスムーズにするためにも、ランチの時間になにを食べるかはけっこう重要です。まず、糖質の多い食事ばかりにしないように気をつけましょう。食べるものは、たんぱく質を中心にすると、午後の空腹も妨げられ、食べすぎも防止できます。また、こまめな間食も血糖値を安定させます。