つらい……どうしたらいい!? 「苦手な人」との関わり方
学校や職場、ご近所さんや子ども関係のお付き合い……いろいろな人間関係のなかで日々頑張る女性の皆さんにも、「どうしても苦手な人」っていませんか?
多少の苦手意識は仕方がないこと
大人なのに苦手な人がいるなんて情けないなぁ――と、真面目に考えてしまう人もいるかもしれませんが、自分を責める必要はありません。人間同士ですから、合う・合わないはありますし、それは大人になっても変わらないことです。かといって、相手が明確に悪意をもって接してくるのでない場合、相手が悪いわけでもありません。悪口を言ってしまってはあなたの印象も悪くなりますし、不必要なトラブルのもとです。
では、どうすればいいのでしょう?
まずは好きになる努力をしてみる
誰でも、いいところをひとつくらいは持っているものです。イヤな上司もイジワルな先輩も仕事のできない後輩も、探せば長所があるでしょう。まずはそれを探してみて、そこに意識を向けるよう試してみるのはいかがでしょうか。「イヤなとこもあるけど、ま、根っから悪い人ではないよな」と思えればずいぶん苦手意識はやわらぎます。
無理なら、やりすごす術を身につける
それでも、どんなに努力してもひとつもいいところなんて見つからない! 見つかったとしてもイヤなところが多すぎてどうしても苦手! ということもあると思います。それなら、なるべく関わる機会を少なくして、イヤな思いをする頻度を減らしましょう。
仕事で関わる場合は極端に接触を減らすのは難しいですが、報連相はまとめてする、用件のみ端的に話すなど、できる範囲内で工夫してみてください。そうしながらも、相手との関係を険悪にしないよう、最低限の挨拶をする、接するときは笑顔を心がけるなど、大人としてのマナーは守ることが大切です。
少なくとも相手の悪意が自分に向かわないようにうまく振る舞う
たとえば悪口を言いふらすママ友、後輩をいびる職場のお局さま――など、ともすれば「苦手」なだけでなく自分に被害がおよんでしまうような場合は、その人の標的にならないよう、うまく振る舞いましょう。
そんな常に悪口を言っていないと気がすまないタイプの人は、まず関わらないのが一番です。距離をおいて、接触を最低限にしましょう。どうしても関わらないといけないときは、とりあえずニコニコして、礼儀正しく、適度にほめていい気分にさせておくのが無難です。
正論で反論しても、このタイプは逆上して標的にされるだけですので、あきらめてうまくやりすごすのが得策です。
「一生付き合うわけじゃないから」と割りきる
家族とは違い、他人との関係は、望まない限りいつか切れます。職場なら異動をきっかけに、子ども関係なら卒園や卒業をきっかけに、ご近所であれば引っ越しをきっかけにご縁がなくなることがほとんどです。苦手な相手ならなおさらですよね。苦手な相手と付き合うのはストレスがたまりますが、「一生続くわけじゃないし!」というある程度の割りきりも必要です。
世の中いろいろな人がいます。心地よいことばかりではありませんが、なるべくそのストレスが最小限になるよう工夫しながら、大好きな人たちとすごす時間に意識を向けて生きていきたいですね!