イライラしないために、血糖値を安定させて集中力アップ
血糖値のアップダウンは体調を不安定にさせるだけでなく、集中力の不安定さ、心の不安定さにつながることもあります。この血糖値の不安定さから、イライラしてしまう人がとても多いのです。
知っておくべきこと
血糖値は一気にあがることで集中力が増すことがあります。しかし、一気にあがった血糖値は一気にさがっていくため、集中できる時間はとても短くなります。
さらに血糖値が一気にさがるとダルさや眠気へとつながるため、仕事や勉強に集中したいときにはよくありません。
アメリカの企業でとり入れていること
アメリカのとある企業においては、社員の血糖値の安定性をはかるため、食事に気をつけるよう指導も行っているようです。よりよい仕事をこなすためにも、社員一人ひとりの能力が最大限に生かされるように……との計らいなのだそうです。
集中力が低下しやすい時間
午後、とくにお昼を食べ終わったあとは眠くなりやすいもの。一番長く集中したい時間帯に眠くなると、なかなか仕事もはかどりませんよね。
また、家にいても午後はなにかと忙しかったり、楽しい予定が待っている時間でもあります。お昼になにを食べるのか、間食になにを食べるのかがカギです。
血糖値を安定させるには
食べものを食べれば血糖値はあがり、空腹になるにつれて血糖値がさがります。このアップダウンをゆるやかにするためにも、仕事や家事・勉強などに集中したいときは、2時間や3時間おきにちょこちょこと食べると、血糖値が安定していきます。
でも、ちょっと待った!
ということは……間食もOK? なんて考えてクッキーやおせんべいの間食をすると、血糖値が急激にあがり一定に保つどころか余計にアップダウンをさせることにつながってしまいます。血糖値を一定にさせ、お腹が空かないようにさせるために、糖分の少ないものを選ぶ必要があります。
お昼も重要
お昼にお腹いっぱい食べて、さぁ仕事! といきたいところですが、お昼にたくさん食べすぎると、午後の眠気につながってしまいます。朝は少ししか食べず、お昼にお腹が空きすぎて食べすぎる……なんてことにならないように気をつけましょう。
間食のポイント
血糖値のアップダウンが激しい人、すぐに空腹なってしまう人は、間食に油分の多いナッツやチーズなどを食べておくと、血糖値の安定がよくなります。
また、お腹があまり空いていないけど血糖値を安定させたい場合は、ミルクやココア・お味噌汁などを飲むといいかもしれません。
頻繁に食べすぎない
間食もOKと言われると、ついつい食べすぎてしまうもの。ちょこちょことはいえあまり食べすぎると、胃を疲労させたり低血糖症の原因にもなります。間食をするさいはなるべく2時間から3時間おきに食べるように。少しずつ血糖値を安定させ、体を慣らしていきましょう。