慢性便秘でお悩みの方。3つの生活習慣で「朝からスッキリ」を目指そう!
「アレを食べれば便秘にきく」「こんな運動が便秘にきく」……etc。いろいろな便秘の改善策がありますが、一時的には効果があってもまたすぐに便秘になってしまう人はすでに慢性的な便秘症です。便秘をする体質になってしまっているなら、改善するのにはそれなりに時間がかかります。
慢性的に便秘になりがちな人は、生活習慣に気をつける必要があるかもしれません。そこで、便秘を改善するために習慣づけたい3つのことをご紹介します。
1. 朝は時間に余裕を持ってゆっくり過ごす
朝いつもドタバタと忙しい時間を過ごしていませんか? 起きてからでかけるまでの時間にゆとりがないと、便意を感じる時間を排除してしまうことに。あれこれと気が散ってしまうと自分の体内の調子もあせり気味になります。また朝忙しいと、ゆっくりと便座に座る時間もないですよね。朝はゆとりを持って過ごせるように、早寝早起きが◎。
2. 便意を感じたらすぐにトイレにGO!
「あれ? 便意が……」と思ってもトイレに行けない場合、便意がいつのまにかなくなってしまったりしませんか? 便意を感じたらすぐトイレに行かないと便秘を助長させてしまうことに。「便意を感じたらすぐトイレ」を習慣づけましょう。
3. 朝食をしっかり食べる
便秘の人のなかには「朝食を食べない」といったケースが多くあります。朝の忙しさから朝食を抜いてしまうことも多いかもしれません。しかし朝食はただ栄養を摂取できるというだけでなく、腸内を動かして便意をもよおさせるという作用があります。
食べものを摂取したときに胃がふくらむことで腸がしぼみます。このことを「直腸反射」といい、これが活発になることで便通がよくなります。朝食をとらない人はこの反射運動を退化させるともいわれています。朝食を食べることはとても大切なのです。
朝の排便が大切な理由
「昼間や夜に出るからOK!」と思っている人もじつは便秘の可能性があります。通常は夜寝ているあいだに前日の朝から夜に摂取した食べものは消化液によって分解され、腸を通って消化吸収が行われます。じつは朝までにはこれらの食べたものは腸のなかでまだ形にならず水っぽい状態なのです。
朝に排便がある人の場合、すこしやわらかめの便が出ます。日中に排便がある人はちょっと便がかためだったり、あまりたくさん出ないという人が多いかと思います。これは水分が抜けでてしまったために起こったこと。通常は水分を多めにふくんだ便が健康的な便とされています。