アインシュタインの人生哲学が感じられる、優れた名言たち
アインシュタインというと天才物理学者でありながら、おどけて舌を出した顔の写真が有名だったりして、どこか愛嬌を感じさせる存在。そんな彼ですが、じつはウィットに富んだ名言を数多く残していることでも有名なんです。
今回はそんな彼の人生哲学が感じられる優れた名言をご紹介しましょう。
アインシュタイン3つの名言から学ぶ
世紀の天才と称されるほどのアインシュタインですが、凡人とはなにもかも違うのかというと、けっしてそうでもないようです。少なくともご本人は、みずみずしい感性と人生に対する深い観察力を備えた人だったと言えます。そんな彼の名言から、私たちもなにか学びとれるのではないでしょうか。
名言1: 『想像力は知識よりも大切である』
ネットやスマホのおかげで、私たちが得られる知識は飛躍的に増えました。むしろ過剰な情報や知識に振りまわされる危険性を意識したほうがいいくらいです。では知識が豊富なら、私たちはもっと賢い選択ができ、幸せになれるのでしょうか。答えはノーです。
どれほどの知識があっても、「こうしたら○○だろうな」という想像力が働かなければ、その知識を有効に役立てることはできないでしょう。想像力は他人とよりよい関係を築くうえでも欠かせません。「この人は今どんな気持ちだろう」と想像し、思いをめぐらすことで、思いやりや気づかいにつながっていきます。知識を集めることだけに熱中せず、想像力を養うことも心がけてみましょう。
名言2: 『昨日から学び、今日を生き、そして明日に希望をもとう』
ちょっと意外かもしれませんが、この名言には禅や仏教にも通じるある真理がこめられている言葉だと思います。人が生きられるのは過去でも、未来でもなく、今この瞬間だけ。だからこそ、今日という日を精一杯全力で生きることがなによりも大切だという考えがコアになっているのではないでしょうか。でもだからといって過去や未来と断絶するのではなく、過去からはいろんなことを学び、教訓として活かす。そして明日や未来には、希望をもって明るい気持ちで向かうこと。そのふたつを意識することで、今日という日をより精力的に、充実感ややりがいを感じながらすごすことができることを教えてくれています。
名言3: 『人生を生きるには2通りある。ひとつは奇跡などまったくないかのように生きること、もうひとつはすべてが奇跡であるかのように生きることだ』
大人になってある程度の年齢になってくると、毎日が同じような日々で、新鮮味も感じなくなってしまいがちですよね。でもそうやって、心の感受性を失っていくのは、なんだか悲しいことだと思いませんか。まだ年若い子どもたちは、毎日いろんなことに驚きや発見を見出し、はずんだ心を持っています。大人になった私たちも、そんな気持ちを失わないように生きたいものです。
なかなか難しいですが、日々の生活のなかで毎日“奇跡”を見つけられるような、そんなマインドを養ってみませんか? “感謝日記”ならぬ、“奇跡日記”をつけてみて、毎日心動かされたことをノートに書きつづってみるのもよいでしょう。きっと平凡と感じられていた生活そのものも、新しい気持ちでおくることができますよ。