スピリチュアルと現実の折り合いをうまくつければ人生が豊かになる
占い、霊感、ヒーリングやチャネリングといった目に見えないものを妄信的に信じること――。それは逆に現実から目をそらすことになり、人生を欠落だらけにしてしまうことがあります。しかし、だからといって現実ばかりに重きをおき、希望を失うのもどうかと思いませんか? そこで今回は、スピリチュアルと現実の折り合いを上手につける方法について書きました。
いいと思ったものは信じていても大丈夫
果たしてあなたが見ている「現実」は、本当の現実でしょうか? この質問に対して正確に答えられる人はいないと思います。なぜなら、現実を見つめるとき、必ずあなたのフィルターを通しているからです。そうなると、他人が見ているあなたの現実とあなたが見ている現実は多少異なるのではないでしょうか? そういう意味では絶対的な現実など存在せず、現実とは幻想のようなもの、という言葉もしっくりきます。
そんな不安定かつ曖昧な現実をよりよいものに変えたいのなら、プチスピリチュアルである神社仏閣への参拝、占いのいい結果などを信じるのも悪いことではないでしょう。自分が“受け入れたい”“信じたい”というものだけを信じればいいのだと思います。それによってあなたが前向きになり、人生が豊かになるのであればいうことはありません。
高いパワーストーンやグッズを買う必要はない
スピリチュアルなグッズとして売られているものはたくさんありますが、そのようなものも無理をしてまで買う必要はないでしょう。現実という不条理なものを少しでもいい方向に動かしたくて、高いパワーストーンやグッズを買ってしまう人は多いかもしれません。でもよくよく考えてみると、これはあなたの気持ちの問題です。「これだけのお金を払ったのだから、効果がない方がおかしい」という思考から、小さないいことが起こると「この石のおかげ」だと信じます。
ですが、誰にも現実を操ることなどできません。気休め程度にそのようなグッズを買うのなら、手が届く金額のものを“安心”の材料として手に入れるのがベスト。間違ってもそのようなグッズにすべての希望を託し、現実を動かそうと思わない方がいいです。
スピリチュアルに先生はいらない
巷ではスピリチュアルなセミナーが頻繁に開催されています。そのすべてを否定するわけではありませんが、そのようなセミナーに参加し続けていると、真我を失ってしまうでしょう。先生の教えがすべてだと思い込んで妄信的になったり、さまざまなセミナーをハシゴするセミナージプシーになってしまい、気づいたときには自分自身が消えてしまっているのです。これは洗脳になります。そんな状態は幸せとかけ離れているとは思いませんか?
極端な話、スピリチュアルに先生などいりません。目に見えない世界という計り知れないものを語りきれる人は、この世に存在しない可能性の方が高いでしょう。そのため、現実と折り合いをつけながら、あなたが信じたいと思うものを上手にとり入れていくのが一番だと思うのです。