だれでも幸せは手に入れられる……“ハピネス(幸せ)”をつかむための4ステップ
「幸せになりたい」とはだれもが思うはず。ではそのために必要なことってなんでしょう。恋人・お金・優れたルックス・あるいは才能?? 答えはいずれでもないようです。ある科学者によれば、人の幸せを決めるのは、お金や社会ステータスという外部的要因よりも、その人自身の選択によることが多いといいます。毎日の生活のなかで自分に合ったものを選ぶ習慣ができている人は不満が少なく、幸福度も高いというのです。
“マインドシフト”が幸せの鍵
これまでの研究調査では、人間の心理というのはネガティブな体験にフォーカスするようできていることが明らかになってきました。しかしそれを意識的にポジティブなことに集中するよう、マインドシフトすることで幸せをより実感しやすくなることができるのです。
今回はそのための4ステップについてご紹介したいと思います。
ステップ1:日常生活のなかにあるささやかなことにも感謝できるマインドを育てる
私たちは日常生活のなかのささやかな幸せをついつい見逃してしまいがち。まずはそんな幸せや喜びを敏感にキャッチし、感謝できるマインドを養いましょう。気持ちのいい朝だった、ちょっとした親切をして相手に喜んでもらえた、本を読んで感動した――などなど、自分のなかの感受性を豊かにすることで、今まで見すごしていたことにも気づくようになり、「ああ、私ってラッキーだな、幸せだな」と思える日が増えていくはずです。
ステップ2:精神的タフさを身につける
幸せをより実感できるためには、多少のことではへこたれない精神的タフさも欠かせません。失敗やミスをして注意を受けたり、叱られたくらいでずっとへこんでいたり、自信をなくしたりしていませんか? だれかから指摘されるというのは、考えてみれば自分にとっての弱点をピンポイントで教えてもらうようなものです。「教えてくれて、ありがとうございます!」という気持ちで、乗り越えていきましょう。生まれつきずっとラッキーで幸運に恵まれてきた人なんていません。つらいときや悲しいときもそれに負けず、明るく前向きに乗り越えていけるタフさは、みんな試行錯誤しながら身につけていくものです。
ステップ3:心と体の“コネクション”を意識する
心と体・精神と肉体、いずれも対極的なもののようですが、人はこのふたつのバランスがうまくとれていて、はじめて心から幸せを実感できるようになります。普段はあまり意識しない心と体の“コネクション”を感じるためには、ゆっくりと落ち着いた深呼吸を繰り返し、自分の内面を見つめ直すことが効果的です。瞑想やヨガなどを通じて、こうした心身のバランスをとり戻すことを考えてみましょう。
ステップ4:ヘルシーな習慣を実践する
「健全な精神は健全な体に宿る」という言葉もありますが、やはり健康は幸せのためにも基盤となる大切な要素です。だからこそ、自分の健康を守り、維持するためにもヘルシーな習慣を日々実践しましょう。
1. 生活そのものを極力シンプルに、無駄なエネルギーを費やさないようにする
2. 1日3食しっかりと栄養バランスのとれた食生活を送る
3. 自分が楽しいと感じられる程度の適度なエクササイズを日常的にする
4. 早寝早起きが基本、睡眠不足にならないよう気をつける
5. 友だちや家族、親しい人と気兼ねなくおしゃべりしたり、一緒にすごす時間を大切にする
こうした習慣を積み重ねていくことで、ストレス耐性も上がり、毎日ハッピーですごせるマインドがつくられていきます。憂鬱な気分をとり除くには、自分に合ったストレス解消法やくつろぎ方を見つけて気分転換することや、生活習慣の見直しで自律神経を整えることが健康への第一歩! 憂鬱な天気と一緒に気持ちも憂鬱にならぬよう、日頃からセルフコントロールを身につけたいですね。