名前が覚えられない…でもコレで人の名前も憶えやすくなる?
人の名前が中々覚えられずに困っている人、実はちょっと悩みでもありませんか? 社会に出ると名前を憶えていなくて失礼なことになってしまう場合も。ついさっき名前を聞いたのに一言言葉を交わした1分後には、名前をすでに憶えていない! ということもあると思います。実は名前を覚えることは、他の事を記憶する上でも同様、使い分けがポイントになってくるんですよ。
記憶を3つに使い分ける
「記憶したつもりでもすぐに忘れてしまうもの」、「少しの間覚えていられるもの」、また「ずっと覚えていられるもの」の3つに分けることができます。
通常記憶するときには、「ずっと覚えていられるもの」を指しますが、例えばテスト勉強の時にだけ短期的に覚えようとして記憶したのに、テストが終わり、時間が経つと忘れてしまう記憶などもありますよね。また、本を読んで目で見て頭の中に入れたことでも、実際記憶の中にとどめられないこともたくさんあります。
人の名前を覚えようとするときに、つい短期的に記憶の中に留めてしまいがちです。できれば長期で記憶できるように、記憶を使い分けることができるようになると名前を憶えていられるようになります。
一番古典的な方法
その場で何度も相手の名前を聞かなくてすむようにするための古典的な方法は、何度も相手の名前を繰り返してみる、ということです。名前を教えてもらったら、すぐに「○○さんですね」と復唱。そして会話の中でも「○○さんは~」と相手の名前を呼びかけるようにして話すことで、相手の名前を覚えていきます。
また、相手は自分の名前を繰り返し出されることで、あなたに対しても好印象を残します。
その後の対応も重要
初めて知り合って名前も教え合った場合、今後もお付き合いがある可能性があるので、その場だけでなく長期的に相手の名前を覚えておかなければなりませんよね。相手と会話しその場を離れた後、相手とどんな会話を繰り広げたか、名前を繰り返しながら思い出してみましょう。相手の容姿や服装、癖や言葉使いなども含めて思い出すことで、相手の名前と顔を一致させていきます。その後の記憶の対応で、名前をしっかりと記憶することができますよ。
記憶には柔軟性が必要
名前だけでなく、いろいろと物を忘れがちな人は記憶に柔軟性が足りない事があります。3つの記憶を使い分ける方法ができない場合、記憶の柔軟性が足りていないため、何度も相手の名前を覚えようとしても覚えられないことがあります。
「記憶したつもりでもすぐに忘れてしまうもの(感覚的に記憶すること)」、「少しの間覚えていられるもの(短期的に記憶すること)」、また「ずっと覚えていられるもの(長期的に記憶すること)」、それぞれ3つの記憶を重要性に段階づけて使い分けることができる人は、記憶に柔軟と言えます。
使い分けができない人は、相手の名前を覚えることを感覚的にとらえすぎ、重要事項としてとらえられていません。長期的に記憶することとして認識し、出会った人の名前をメモして何度も思い出すという努力も必要です。