アーユルヴェーダ的な便秘解消法に役立つスパイスを紹介
インドカレーなどを食べたときって、なんだかお腹も快調だったりしませんか? 中には効きすぎてお腹の調子を崩してしまうかもしれませんが……。このお腹に効く理由はカレーに含まれているスパイスが効果を発揮してくれます。自分の体に合わせてスパイスを取り入れれば、スッキリと快調になり便秘知らずになれますよ。カレーに含まれているスパイスと言っても、とても種類がたくさんあります。その中でも自分に合うかも! と思うスパイスを探し出せると、便秘解消に役立つかもしれません。
スパイスの王道ジンジャー
ジンジャーといえば生姜。日本でも収穫できることから手に入りやすく、さらに日本人の体質にもあっています。ジンジャーは体を温めるだけでなくさまざまな作用をしてくれます。ジンジャーを体内に取り入れると、消化を良くする働きをします。そのため、お肉など消化に悪い物や脂物など体内に留まりやすい食べ物なども、ジンジャーと一緒に食べる事で、消化吸収を助けてくれます。また、舌の上では刺激を感じますが、実は胃腸の中では刺激を与えることはなく、消化器官に辛みの影響を及ぼさないのが特徴。刺激でおいしさを引き立たせながら、お腹の中では消化を助け便秘の原因を取り除いてくれる嬉しいスパイスです。
カレーといえばターメリック
ターメリックというとあまりなじみがないかもしれませんが、このスパイスはウコンと同じ物です。カレーの色付けにも使われるものですね。ターメリックは新陳代謝を促進してくれるので、むくみがちで血液の循環が悪い人にお勧めのスパイスです。新陳代謝を促進することで体のめぐりが良くなるので、老廃物を排出する力を増進させてくれます。そして新しい血液の生成を施してくれるので、体内がキレイな状態になります。余計な物を排出し体の中がスッキリするなんて、ぜひとも摂取したいスパイスです。また、腸内細菌を増やしタンパク質の消化を助けるため、便秘になりにくい状態にしてくれます。
独特な風味のクミン
クミンを調味料として入れるだけで、インド料理独特の風味が増してくるスパイスです。サラダにササッとかけるだけでも、ちょっとしたスパイスとして美味しくなるし、どんな料理にも合うのが特徴です。クミンは消化液の分泌を施してくれるので、いつ取り入れても良いスパイスです。また、消化不良による胃痛や腹痛などを和らげてくれ、お腹にガスが溜まりやすい人にもお勧めです。腸の調子が悪くて便通が悪い人はぜひクミンを取り入れてみては?
スパイスの王様ブラックペッパー
ブラックペッパーは日本でいう黒コショウのことです。どこのスーパーでも手に入るスパイスなので、取り入れやすいですよね。しかもブラックペッパーはスパイスの中でも王様と言っても良いほど優秀です。そもそも、胃の中で消化を良くするためには、唾液の分泌が大切になりますが、ブラックペッパーは唾液の分泌を施してくれるので、自然な形で消化吸収を助ける働きをしてくれます。
また体調が悪い時などにも役に立ち、熱が出れば解熱に、寒ければ体を温めてくれる両方の役割をしてくれます。体温調節をしてくれることから体調を常に正してくれ、お腹の調子を悪くすることがありません。そのためブラックペッパー自体は便秘に効果が高くなります。下味の下ごしらえとして使ったり、調理用や食卓用としても取り入れることができるスパイスなので、毎日取り入れやすいですよね。