疲れすぎが睡眠の妨げになっているかも? 寝る前に栄養が必要かも
疲れている時はすぐに休みたい、眠りたいと思うのが体の正直な反応ですが、たまに疲れていて眠いのにいざ寝るとなると眠れないときってないですか? まったく熟睡できず、しかも寝たのに体が疲れたままだったなんて経験がある人も多いかもしれません。そんな時は体に必要な栄養が足りていないときかもしれません。
睡眠時のエネルギー
人間は寝ているときにもエネルギーを必要とするので、栄養不足では熟睡することができません。例え疲れていても、体を休めるだけで脳が寝ていない状態です。また、エネルギーが足りていないと筋肉の修復やお肌の再生が十分に行われないので、体を休めた状態でも実際にはエネルギー不足の場合は体が休まっていません。食生活が不規則で、炭水化物ばかりの食事やごはんをしっかり食べないような生活をしていたら、睡眠も上手にとれずに疲れが溜る一方です。
睡眠時に必要な栄養とは
睡眠をとるために必要なエネルギーはタンパク質や炭水化物からとれる成分です。ビタミン類やミネラルが豊富な食材は、体の中の筋肉や血、皮膚などを修復する助けとなり、炭水化物もその成分の消化吸収を助けるので必要な栄養源になります。不規則な食生活だと通常の食事よりも偏りが多く、さらに疲れていてあまり食事をとらないと栄養不足になります。
三食栄養バランスを考えられたものや、昼に炭水化物を取りすぎたら夜はタンパク質や野菜類を中心に食べるなど調節することで栄養バランスを整えられます。中でもタンパク質を夜にとると睡眠時の代謝機能を高めるので、ホルモンバランスを整えたり、筋肉の修復をサポートするのでお勧めです。
寝る前の食事はNG
いくら栄養が足りないからといって、寝る直前の食事はNGです。通常食べた後の体は消化吸収のために頑張って働いている最中です。そこで体を休める体制に入ると、消化吸収に時間が必要な体は寝るためのホルモン分泌や体内の再生作業もしなければならず、エネルギーをフル回転させなければならなくなります。エネルギーが過剰に必要なのは体も疲れてしまいますよね。
また、寝ている間に消化吸収が行われなかった場合、次の日の朝に胃もたれが。このような生活を続けていると、胃腸が荒れてしまい食べ物の消化吸収が悪くなる一方です。食べた物が消化吸収できないと、栄養不足に陥るので寝る前の食事は気をつけましょう。
寝る前にお腹が減ってしまったら
夜寝る前にお腹が減ってしまいどうしても寝られない場合は、牛乳や豆乳に少し甘味料を入れて飲んでみてください。牛乳や豆乳などは少し温めてホットにして飲むと、消化の良い状態でタンパク質を体内に送り込み、甘味料が消化吸収を助けてくれます。睡眠時のエネルギーとして使われ、さらに甘味料でセロトニンの分泌が施され、より心地よい眠りを導いてくれますよ。お腹が減ったら固形物を食べるよりも、温かい飲み物で対応してみてくださいね。