相手を知ることが一番大事! 子ども・夫に共通して使うべきシンプルな言い方3つ
女性は言語能力が高いもの。つい子どもや夫に、複雑な言語表現を使いがちです。たとえば「どうして片付けないの!」「早く用意してよ」「何時だと思ってるの?」「もう連れてこないよ」「何回言ったら分かるの」「前も同じことしたよね」などなど。
これらの表現は複雑で、子ども・夫(男性)の心には届きません。彼らに本当に伝わりやすい「言い方」のコツを知っておきましょう。
1:基本は「シンプルに具体的な行動を言う」
相手は自分より言語能力の低い相手。複雑な表現や過去の話を持ち出したり、一気にまくしたてても、理解されません。また両者ともに「状況を察する」「相手の空気を読む」「全体の流れを考えて行動する」のが苦手。なぜ女性が怒っているかさえ分からないときの方が多いのです。
子どもでも男性でも、基本的には「本は本棚に片付けよう」など具体的な行動で言いましょう。ポイントは「すぐに・その場で・シンプルに」言うこと。「早く~」「なんで~」などの言葉も、相手の感情を刺激するので付けないことです。
2:主語を自分にする
主語を相手にすると、どうしても責め言葉になってしまいます。「たとえば(あなたは)何で片付けないの!」もそうですよね。
代わりに「片付けてくれると(私は)嬉しいな」など主語を自分にすると、相手を責めません。責められれば責めたくなるのが人間ですが、素直には素直さが返ってきます。
子どもにも夫にも、主語を自分にして素直な気持ちを伝えましょう。「そうされると悲しいよ」など、ネガティブな感情表現も大切です。
3:「次どうすればいい?」に視点をあてる
「何でオネショしちゃったの!」「どうして壊しちゃったの」など、起きたことの原因を追及しがちではないですか? 後で苦労したり心配するのはママなので、つい言いたくなる気持ちもわかります。
しかし言われた方からすれば、これほど困る言われ方はありません。生理的欲求や好奇心など本能に基づいたことも多く、「つい失敗した」こともありますし、「先を読む」ことも苦手な彼ら。相手が悪いわけではないのです。
起きたことの原因を追及する代わりに、次どうすればいいかを一緒に考えましょう。たとえば「昨日寝る前にトイレ行ったっけ? トイレ行けば濡れなかったね」など。お互い嫌な気持ちになりませんし、相手は自分を責める癖もつきません。考える力・先を読もうとする力も同時に育てられるでしょう。
同じくプライドの高い男性相手にも、原因を追及すると逆ギレされ、感情的な言い合いで終わりになりがち。言い合いでなく、「次はこうして」と未来を考えた話し合いを意識しましょう。