モヤモヤ女子が増えている原因は「なにか足りない」思考と判明
学生時代に自己分析などはしたが、イマイチ自分の強みがわからずモヤモヤしている20代女子は多いのではないのでしょうか? 今回、人生のヒケツを教え合う場所「shAIR」を運営している藤田綾香さんにモヤモヤ女子の実態のお話を伺いました。
「shAIR」を設立したきっかけ
「shAIR」 とはshare the air(空気を共有しよう)を意味していて、簡単にいうと、「誰でも」自分の持っているスキルや経験をオフラインで教えることができ、誰でもその講座に参加することができるサービスです。
人は人生の中で、 いろいろな人に出会い、学んで、成長していくものだと思います。みなさんも、「この人に学んで人生が変わった」とか、そこまで大きな学びでなくても 「この人から学べたことでその後役に立っている」とか、人生を変えたような人との出会い、学びが1度はあるのではないでしょうか?
人と人の繋がりが自分の人生を広げ、加速させていくということ経験されたことがある方もいらっしゃると思いますが、そういった機会をつくりだし、個人が活躍する場所を増やしていきたいという思いで設立されました。
どんな人が受けているのか
20~30代の女性をメインターゲットにしているので、その層が多いです。もちろん講座の種類によって差はありますが、たいていは一般的な会社勤めされている方ですね。ある程度安定した収入のあるお仕事についているけれど、超バリキャリというわけではない、そういう方が多いと思います。
何を求め、何を身につけたいのか
もちろん具体的に実用的なスキルの習得を求めて受講される方もいらっしゃいますが、自分で何がしたいかはっきり分からないので、何かいいなと思ったものに参加してみたい方が多い印象です。本格的なセミナーや習い事とまではいかないshAIRの講座で趣味やちょっとした知識の触りを得たい人が多いと思います。
働き方やキャリア講座が人気
なかでも、「働き方」や「キャリア」を考えるような講座は比較的人気があると思います。「自分はこのままでいいのか」「もう少し充実させることもできるのではないか」と感じている方が多いのだと思いますね。でも、結局自分一人で考えていいても解決できない、だからそういった誰かの話を聞いてみようと思う。
私もそういう「働き方」や「キャリア」に関する講座にいくつか参加したことがありますが、なにか画期的な解決策を学ぶというよりも、
< 自分の事を考え、その内容を口に出して参加者とシェアする、他の参加者のことを聞く >
ことによりモヤモヤした状態から何かひとつの行動につなげようという意欲につながることが多いようです。
もしくは、これは参加者の方は自分では気づいていないと思いますが、誰かに背中をおしてほしいと潜在的に感じている人は多いと思います。会社の同僚には話せないことも、全然関係ない場では話せるし、話すと、たいていはポジティブな反応が返ってきますよね。そうやって背中をおしてほしいのだと思います。
モヤモヤの原因は「何か足りない」
みんなきっと「何か足りない」んですよね。でもその何かが分からない。
分からないから、料理教室にいく、ヨガに行く、shAIR の講座に参加する。
私も数か月前までは、もっとおかたい業界の別の会社に勤めており、同じようにモヤモヤしていました。「変えたい、でも何をどうしていいかわからない」世間一般のもやもや女子と同じでした。そこから自分で違う道を選べたのは、同僚や大学からの友人「以外」の人達と会う機会を増やし、ただ話を聞き、色んな職業、いろんな人生を生きている人がいることを知ったから少しずつ自分の視野を広げ行動できるようになったからだとおもいます。
知らない場所に行くのは勇気がいるけれど、家の中にいてもモヤモヤは解消されません。これからもshAIR を通じて、行動するキッカケを提供していけたらと思います。
藤田さん、ご協力いただきありがとうございました!