え! そんなことも知らないの!? 知らないじゃ済まされないお祝い事のマナーと相場
春は新生活が始まる季節。入学式や卒業式、引っ越しや就職など、お祝いを贈る機会も多くなるものです。こんなときこそ、個々の常識が問われるもの。お祝いの際のマナーを知らずにいると、とんだ常識知らずと思われてしまうかも!
社会人として、お祝い事に関するマナーはしっかりと覚えておきたいものですよね。そこで今回は、春のお祝い事マナーとお祝い金の相場についてご紹介しましょう。
親しい間柄なら必要! 入学祝い
親戚や家族ぐるみのおつきあいなど、ごく親しい間柄であれば、お子様の入学祝いを贈りましょう。
お祝い金の相場は3,000円~10,000円程度で、現金もしくは品物を贈ります。
のし袋やのし紙は紅白の蝶結びの水引きを使用し、表書きは「入学御祝い」や「祝御入学」など。
つながりの深さや関係性によって金額は増減しますが、プライベートで親しくしていないのであれば特に贈る必要はないものです。
引っ越し祝い、新築祝いっていつ送るの?
お世話になっている人などに、何かと物入りな引っ越しの足しになるよう気持ちを贈るのが引っ越し祝いや新築祝いです。
品物でもいいですが、趣味が合わなければ迷惑でしかないので、商品券や現金などがベスト。品物の場合は、灰皿やろうそくなど、火事や火を連想させるものは避けて。
金額の相場は5,000円~3,0000円と幅が広いですが、つきあいによって金額を調整します。友人であれば5,000円程度でも構いません。紅白の蝶結びの水引でのしのついたものを使用し、表書きは「新築御祝い」や「御祝い」だけでもOKです。
ちなみに、新築祝いはお返しをしないのが基本なので、お返しがないからと相手に不信感を抱かないように!
知らなきゃ大恥! ご祝儀袋やのし紙の常識
知らずに大恥をかいている人も多いのが、こののしについての問題。自分が恥をかくだけではなく贈る方への失礼にも当たるので、最低限の常識を知っておきましょう。
一般的に、結婚式や快気祝いなどなんども重なるべきではない場合の御祝いは、結んだ先が上を向いた形の「結び切り」ののし紙や祝儀袋を使用します。入学や卒業、出産など何回行ってもおめでたい事柄は、紅白の蝶結びのものを。
また、知っておきたいのが「内祝い」に関する常識。内祝いは、お祝いを先にもらった人がお返しをする際に使用する言葉。これを知らずに、結婚祝いに「結婚祝い」、出産祝いに「出産祝い」などと書いたのし紙をつけてお返しをするなど、非常識極まりない行動を取る人が増えているのだとか。
いかがでしたか? 社会人である以上、正しいお祝いのマナーを知っておくことは必須です。この機会に、ぜひ正しい知識を身につけておきましょう。