食べ過ぎちゃう、食欲がない…両極端にある「脾虚(ひきょ)体質」かチェックしてみて
本来人間にはさまざまな体質がありますが、特に日本人にも多いと言われる「脾虚(ひきょ)」という体質があります。もし心当たりがある人は今後の生活のヒントになるかもしれませんよ。その脾虚のポイントは2つの種類がありますが、どちらかに偏る両極端、これが特徴になっています。
それぞれ特徴は違うけれど…脾虚体質
脾虚の分かりやすいポイントとしては、食べ過ぎちゃう人と、食欲が常にない人と両極端です。このような食事で安定感が無い人は脾虚かもしれません。その他にも両極端なポイントがありますが、この違いが出てきてしまうのは東洋医学の見解では陰陽の関係があるようです。陽が強い人、陰が強い人と脾虚によっても特徴が異なるようです。それは体の外見や活動にも違いがあります。
陽が強い人の特徴
陽が強い脾虚タイプの人は、見た目にはとても元気のいいハツラツとした感じです。一言でいうと元気な、たくさん食べ過ぎちゃう傾向にあるにもかかわらず、胃腸は弱く免疫力が弱いので胃腸系の病気をしやすかったり、便秘にもなりやすいのが特徴です。血色も良く元気そうな感じなのに、ちょっと体を壊しやすかったり胃腸の調子が思わしくない人は陽が強い脾虚タイプかも?
陰が強い人の特徴
陰が強い場合は見た絵にも痩せ型でちょっと病弱かな? といった雰囲気を持っています。食欲がなく栄養が足りていないようです。運動も苦手なのですが、疲れやすいためすぐに息切れしたりします。そして汗もかきやすいので、体力の消耗も激しい人が多いようです。体調が悪くなればメンタルも弱くなるので、落ち込み気味になりやすいかもしれません。
どちらにも当てはまること
一見みると正反対の見た目なのですが、どちらにも当てはまる特徴は肝臓や胃腸が弱いところです。食べ過ぎも食べなさすぎも、この胃腸の働きを弱めるので気を付けなければならないところです。その点を踏まえて気を付けたいことは、胃腸を大事に扱うことですね。
食べ物や飲み物などで冷たいものや刺激物などはよくありません。そして、食べ続けたり、食べなさすぎたりすることで、胃腸に負担をかけないように、お腹が空いたら食事をするといったことに気を付けているといいようです。
胃腸、内臓が弱いと
脾虚体質の大きな欠点ともいえる胃腸や内臓が弱いところは、体のエネルギー循環を悪くしてしまいます。そのため疲れやすかったり、体がだるくなったりとさまざまな症状が出てきます。
胃腸や内臓の働きが悪いと、食べた物の消化吸収や排泄機能が悪くなるので、このような症状が出てきてしまいます。軽い症状ならよいのですが、ずっと脾虚体質を引きずったままにしておくことは、さまざまな症状を慢性化させてしまうので、改善させるように意識した生活習慣が必要なんですね。食欲に任せて食べたり、食欲がないからと栄養を取らない生活は体質を余計に悪化させてしまうので、自分が脾虚かも? と感じたらちょっと気を付けてみましょう。