手足が冷えやすい春は基礎体温アップの運動と食事を
寒さと暖かさを繰り返す春の時期は、意外と手足が冷えやすく体温が一定に保てません。そのため、女性は特に冷え性になりやすく体温も低くなってしまったりします。そもそも体温を上げるには、体の中で熱を生み出す力が必要です。またその力が低いと体内の熱を一定に保つことが難しく、手足などの末端はより冷えやすくなります。体の体温を1度アップするだけでも基礎代謝がぐっと上がると言われていますが、その体温を上げるためには何が一番効率的なのでしょうか?
熱を生み出す源
食事は熱を生み出すために大切なものです。食べ物を食べることで消化が行われ、ここでもエネルギーを消費するので体の体温が上がっていきます。また食べたものは、体のエネルギー源となり体温を保つために必要です。特にタンパク質は体の熱を生産しやすいので、毎食タンパク質を取り入れた食事をすると、体温も上がりやすくなります。
しかし、いくら食事をとっていても食事だけで体温を上げるのは一時的なことです。体温アップに良いと言われる食物だけでは、あまり意味がないかもしれません。根本的に基礎代謝を上げるためには、食事だけでは十分ではないので、運動も取り入れるのが効率的です。
必要な筋肉を付ける
筋肉を増やすことは基礎代謝をアップさせていくので、体温も上がりやすくなります。体を動かす運動を取り入れればその時にも体温が上がり、さらに筋肉もついてくるので基礎代謝がアップしていきます。筋肉自体は熱を生み出す組織なので、筋肉の量が多いほどに体温も上がります。逆に筋肉量が少ない人は脂肪燃焼率が低く、太っている人はより太りやすく、痩せている人は体力がなく食事の量もあまりとれないという悪循環になります。
食べることは太ること?
痩せるということは、体から脂肪がとれるだけでなく筋肉も減っていきます。食事が少ないダイエットをしていると、脂肪だけでなく筋肉も消費してしまうので体温が下がりやすくなります。食べることは筋肉を増やすためにも大切なことの一つなので、食事を少なくするダイエットはリスクが高くなってしまいます。食べる事は筋肉を増やすこと、そして体を動かせる源となるので、食事をしながら運動をすることが基礎体温のアップに繋がります。
インナーマッスルを鍛える
筋肉といってもさまざまな筋肉がありますが、より体を温めてくれる筋肉はインナーマッスルにあります。背中や太もも、さらに胸筋は体の中でも筋肉の面積が大きく、筋肉がつきやすい場所です。しかしこの部分を強化しすぎると体が硬くなったり、筋肉の硬直により血流の悪い体質になってしまいます。しかし柔軟な筋肉が付きやすいインナーマッスルを鍛えると、体の内側から体温を上げていくことができるので、基礎体温がアップしやすくなります。快活に体が動かせるようになるとより運動意欲もアップしていくので、基礎体温をアップさせるならインナーマッスルを鍛え、同時にバランスの良い食事をとるのが最適です。