美人として、生きてゆく
毎年確実に増え続けるもの……それはたくさんあるのでしょうが、その一つに“美人”があると筆者は思います。21世紀の現代は、まさに美人量産時代。右を向いても左を向いても、美人、美人、また美人……。
「あの人、美人よね」と言われる彼女たちにも、それぞれにタイプがあります。可愛い系・綺麗系などのタイプではなく、「見るからに美人!」から「ふだんは気づかなかったけれど、よく見たら美人だったんだ」「特別整っているわけじゃあないけど、いい女だよね」などのタイプ分けです。
美人ってそもそも何なのか。美人の認識はどこから来るのか。今回のコラムでは、そんな美人の源や秘密に近づければと思います。
生まれつきじゃない、センスと知性
ブロンドのセクシー美女はおバカさんなんて、そんな50年代アメリカの定説は最早通用しません。21世紀美人には、知性も備わっていなくては。もちろん、ただ単にいい大学を出ているだとか勉強ができるだとかではありません。知性は、知識とは似て非なるものだからです。例えば教養やマナーが身についていたり、他者を理解しようとする姿勢があったり。冷静さや優しさなども、知性の一つになり得ます。後天的な努力により、いくつになっても磨き続けることができるものが知性なのです。
知性と同じく力を入れていきたいのが、センス。このセンスとは、自分をより綺麗に見せるセンスのことです。個々で違うチャームポイントを際立たせ、“私だけの美しさ”を手にいれましょう。
絶対的な清潔感と、華
美人には、清潔感が必要不可欠です。けれどただクリーンなだけでは、美人とは認識されません。人を惹きつける“華”がなくては。華のある清潔感こそが最強といっても大袈裟ではないかもしれません。華とは、派手とは違う引力のようなものです。読者の皆さまの周りにも、キラキラさせていたりゴテゴテに飾り付けているわけではないのに何だか目立つ女性、一人や二人いらっしゃるのではないかしら。
華の根源は、まったく人それぞれ。頑張った上での自信だったり、守るべきものや生き甲斐があったり、愛し愛されていたり。日々が充実していること、毎日笑顔ですごす人ほど、華があり美人だと認識されやすい傾向がありそうです。確かにイキイキしている人って魅力的ですよね。
“美人として生きてゆく”、心持ち
センスと知性、清潔感に、華。加えて筆者が思う最大の美人の基に、“美人として生きてゆこう”という心持ちを挙げたいと思います。
自分を美人だと思うこと。美人として生きてゆこうと意識すること。美人になりたいと努力し、諦めないこと。他人からの心無いヤジには、振り回されないこと。それは見た目にこだわれ、ナルシストになれということではなく、自分の良いポイントを認めるということです。悪いポイントにも目を瞑らずにいるということです。容姿に仕草、性格や思考も。
美人で人生を生きるという道を自分で選択できるのであれば、その道をつかみとって歩んでいくほうがオンナとしてはきっと楽しく、幸せ。美人とはつくれるもの、なれるものなんです。さぁ、あなたも!