春は体がだるくなりやすい? この時期にやるべきこと

2015.03.16

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春に近づくにつれて気候は暖かくなり、体が動きやすくなるため身軽になってくるのですが、それでも体調がすぐれない人は「カパ」が増えているのかもしれません。カパとはアーユルヴェーダにある体質の一つで、カパが体内に増えてくると体が重く感じたり、体調がすぐれないといった症状が出てきてしまいます。3月から夏が始まる6月くらいまでは、このカパが増えやすい時期なので、体調管理をするためにもやるべきことを知っておくと良いかも。


体が冷えやすい時期

気温が暖かくなったと思ったら、次の日は気温が低い、雨が降ったり風が強かったり、朝晩の気温差が激しいなどの理由で体が冷えやすくなります。この気候の変化はカパの症状を出しやすい状況にあります。花粉症や風邪、喉の痛みや鼻づまりなどさまざまです。春のこの環境で、冬場に溜め込んでいた毒も一気に体外に排出されてしまうので、より症状も出やすくなります。こんな状況が体内で続いていると、いつも眠さが続き朝も起きあがれないといったことも起こってしまいます。春になると眠いと感じているのは、カパが増えているのかも?

気を付けるべき事は寒さ対策

気候が暖かければ良いのですが、すでにカパが増えてしまっていると、暖かくても体を動かすのがおっくうです。朝や晩の寒さも体が負担を感じるので、この寒さの差をなくしてあげる必要があります。朝は日中よりも寒いのですが、冬と比べると少々暖かいので油断しがちです。朝の気温と日中の気温差をなくすためにも、寝起きは体を冷やさないように気を付ける必要があります。朝起きて裸足で廊下を歩いたりせずに、靴下を履いたりスリッパを履くことを忘れないようにしましょう。
また朝から冷たい水や冷やしたフルーツなど、体を冷やすような物は避けるなどの対策が必要です。また夜は夜で、外出中に外の気温で体を冷やさないように、ジャケットを常に持ち歩くなどしておきましょう。

春に最適なデトックス食材

カパのような重たい性質が体内に増えたら、ぜひともデトックスしたいところです。実は、春にはデトックスに最適な食材が豊富な時期なんですよ。春野菜というとキャベツや菜の花などがありますが、それ以外にも日本特有のおいしい野菜があります。それはこの春の時期に出てくる山菜などです。春に採れる山菜は苦味があるのが特徴ですが、この苦味の成分が体に溜った毒素を体外に排出してくれます。苦味のある野菜ですが、春特有の野菜という事で甘味もありとても食べやすい野菜です。冬の間は土の下にこもり、暖かくなる春を待っていた野菜はとても栄養が豊富で食べ応えがあるため、食事に取り入れる事でとても満足できます。この春はぜひ山菜を食べて体のデトックスをしてみましょう。

体を冷やす食材などは良くない

体を冷やすことでカパが増えてしまいます。体を冷やす食材というと、乳製品や冷たい飲み物などです。野菜などもなるべく温野菜にすることで、体を冷やさないようにできます。さらに油にも体を冷やすものがあります。最近体に良いと話題のココナッツオイルですが、夏などに摂取するととても有効的なココナッツオイルも、冬や春にはあまり向かない油の種類です。
カパが増えるような食事を取っていると、花粉症や鼻炎などの他にも気管支炎などにかかりやすくなるので、ぜひ食事面も気にしてみてくださいね。

2015.03.16

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記事を書いたのはこの人

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Written by トモミ

プロフィール:ちびっこヨガインストラクターとして毎日ヨガ漬けの日々を送る。 体を動かすのが大好きだけど、食べる事も大好き。 休みがあればカメラ片手に町に行ったり山に登ったり。