春を楽しむ「山菜料理」。よりおいしく、そしてオシャレに!
新じゃが・新たま・春きゃべつ、イチゴにカツオ、ホタルイカ。スーパーの中もめっきり春めく今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。春が旬の食材は多く、みずみずしい食感や爽やかな香りは食欲をそそります。
なかでも春の山菜はとっても美味しくヘルシーで、この季節の食卓に並べたい食材です。……だけど山菜を使った料理って、現代女性は作ることが少ないというのが事実。田舎のおばあちゃんが作ってくれた山菜料理は大人の味で、「山菜=和食」というのがイメージとしてあるかと思います。
今回はそんな山菜料理をより美味しく、そしてオシャレに変身させるレシピをご紹介いたします。
山菜の隠れた魅力
3月31日は3・3・1で「さん・さ・い」、山菜の日! 春の山菜には、目覚めの季節を応援してくれるパワーがあります。山菜特有のほのかな苦味成分が、脂肪を溜め込んだ冬の体から毒素を出し、スッキリした春の体に変えてくれるのだそう。独特な苦味の正体は、抗酸化作用で有名なポリフェノールです。
大人になったからこそ分かる山菜のおいしさを味わいつつ美しくなれるのなら、それはとっても素敵なことですね。
よりおいしく、そしてオシャレな山菜料理
以下でご紹介する山菜料理は、おもてなしメニューとしてもバッチリなものばかり。和食も良いけれど、よりオシャレなフレンチやイタリアンで山菜を楽しみましょう。春のホームパーティーやおうち女子会で振る舞えば、友人からも一目置かれちゃうかも……?
スモークサーモンと山菜のサラダ
サラダにオススメの山菜は、そのままで食べられるようなもの。爽やかな苦味が癖になる、ウドやセリが一押しです。また、ステーキの上によくあるクレソンも、春の山菜の一つ。ウド、セリ、クレソンに、水菜やアスパラガスなどお好みの野菜を加えても、サラダはおいしくまとまります。
白ワインビネガー・レモン汁・塩コショウ・オリーブオイルで作ったドレッシングで山菜たちをマリネしたら、さらに市販のスモークサーモンと合わせます。和えるだけでも、サーモンでサラダを巻いてみてもオシャレで、色合いが春らしくて素敵です。スモークサーモンに塩分があるので、ドレッシングの塩は控えめにしましょう。
山菜で簡単! フレンチ・フリット
和食なら天ぷらでいただきたいタラの芽やふきのとうは、フランス料理のフリットにしても間違いのないおいしさです。フリットは難しく思ってしまいがちですが、実は超が付くほどに簡単。タラの芽とふきのとうを、小麦粉とビールをざっくり混ぜたものにつけて、オリーブオイル(普通の揚げ油でも可)で揚げるだけなんです。白身魚と一緒に揚げてもおいしそうですね。塩やクリームソースの他、苺ジャム:バルサミコ酢=3:1の割合でつくるソースをかけてどうぞ。
春の山菜、トマトソースパスタ
オリーブオイルを熱して、ニンニクと鷹の爪で香りを付け、トマトを炒めてパスタソースを作ります。いつもならそこにベーコンやナスを加えてパスタを作るところですが、せっかくですからパスタも春の山菜で。ベーコンやナスの代わりに加えるのは、こごみと菜の花。香りが一段と華やかで彩りも美しい、普段とは少し違う春のパスタです。
このトマトソースと山菜の組み合わせはそのままピザに乗せてもおいしくいただけますので、ぜひチャレンジしてみてください。