朝は交感神経を活発にすると体が目覚めてくる
季節の変わり目になると、なんだか目覚めが悪くなったりしませんか? 自律神経が乱れやすい季節の変わり目は、夜と朝とで神経系の変換が上手くいかないケースが出てくる人がとても多いようです。目覚めが悪いのは低血圧だから、と血圧のせいにしていませんか? 低血圧にしろ高血圧にしろ、朝が苦手な人は変わらず多いかもしれません。それよりも自律神経の切り替えが上手くいっていれば、血圧など関係なくスッキリと起きられるようになります。
夜から朝にかけて変化していく
自律神経のバランスが取れていると、日中は交感神経が活発になり活動的に動くことができます。そして夜になるにつれて副交感神経が優位になり、睡眠がとれるよう体が緩んできます。そしてまた、寝ている間に交感神経に入れ替わることで、朝の目覚めを迎えます。このように自律神経が働いていれば、夜寝て朝起きるというサイクルが出来上がりますが、ちゃんと睡眠が取れない人、夜更かしをしている人、朝いつもダラダラとしている人などは、自分で自律神経のバランスを乱しています。ストレスによる乱れもありますが、多くの人は私生活でストレスを倍増させる生活を送っているかもしれません。
夜はゆったりするように仕向ける
自律神経が乱れているかも? と思ったら早速私生活を改善していきましょう。夜は副交感神経を優位に持って行かなければなりません。体を緩ませることで自然と眠りに誘われますが、夜寝る前に食べ物を食べたり、テレビをずっと見ていると内臓も脳も休まりません。
夜は寝る2時間から4時間前は食べ物を食べないようにし、寝る前にしっかりとお風呂で温まってから、テレビやスマホを見ないように布団にもぐりこみましょう。少し部屋を暗くして読書をしたり音楽を聴きながら、眠くなるように体を緩ませていくといいですよ。
二度寝は良くない
夜寝ているときは副交感神経が優位になり、深い眠りにつくことができます。そして朝に向けてだんだんと交感神経が上がってきますが、丁度交感神経が優位に達したところで体は自然と目覚めます。ここで体を起こし目を開け、体を動かすことで脳も体も目覚めることができます。しかしこの交感神経が達した時点でまだ眠いと二度寝をしてしまうと、自律神経が乱れてしまいます。自然に目覚めたその時点で再度眠りに落ちないよう体を起こすことが必要です。
二度寝で自律神経を乱してしまうとさまざまな症状が出てきてしまいます。女性に多いのが婦人科系の不調です。冷え性や生理不順や排卵の遅れなどの原因にもなるので、休みの日でも朝の目覚めを無視せずに、スッキリと起き上がりましょう。
朝は交感神経を刺激する
私生活を整える過程では、まだまだ朝は苦手な人が多いかもしれません。いくら深い睡眠を取っていても眠いものは眠いもの。朝目覚めたら交感神経を刺激することで、眠い目もパッチリとしてきます。まず朝は目覚めたら起き上がることから練習していきましょう。交感神経を高めるために、起きたらすぐにトイレや顔を洗う事が大切です。その他にも、朝のひんやりとした外の空気を吸い込んで深呼吸をしたり、お水をコップ一杯飲んで内臓を目覚めさせる事も有効です。朝はしっかりと交感神経が活発になるように活動してみてくださいね。