準備できてる? ビジネスシーンにおける挨拶状マナー
新年度に向けて、転勤や退職、それに伴って引越しの予定が決定した人も多いはず。新しい場所での新しい生活に向けて、引き継ぎの準備や引越しの準備など、しばらくは忙しい毎日が続きそうですが、ビジネスパートナーへの挨拶状の準備はOKですか?
今回は、意外と知られていないビジネスシーンの挨拶状マナーについてご紹介します。
異動、転勤の挨拶状は1か月以内がベスト
異動や転勤の際の挨拶状は、これからも気持ちよくビジネスを続けていくための重要なマナーです。
これまでお世話になった人へのお礼の気持ちや、別の場所に異動になっても引き続き取引を続けていく人への継続したおつきあいの気持ちを込めて、挨拶状を送るのが一般的。
挨拶状を出す時期は、転勤後1か月以内がベスト。転勤後すぐはなかなか落ち着かないこともあるため、遅くとも2か月以内を目安に挨拶状を出すようにしましょう。
また、逆に自分が挨拶状を受け取った場合は、できるだけ早い段階でお返事を送るように心がけましょう。忙しい場合は電話でもOK。挨拶状をいただいたお礼の気持ちを込めて、必ず連絡を入れるようにしましょう。
退職の挨拶状は退職前に
転職や退職で会社を去る場合も、今までお世話になった取引先の方々にきちんとしたお礼をすることが大切です。
退職する理由がデガティブなものであれば、理由は書かず退職の旨と感謝の気持ちを記しましょう。ただし、パートナーの転勤などでやむを得ない事情や結婚や出産などポジティブな事情の場合は、理由を明記しても構わないでしょう。
送るタイミングは退職して1か月以内を目安に。最後まできちんとした対応を取ることも、社会人としてのマナーです。
引越しの挨拶状
自営業やフリーランスの場合や、仕事上の相手とプライベートも兼ねた親しいおつきあいをしている場合は、引越しの際の挨拶状を送るようにしましょう。
また、上司や目上の人、恩師などにも同じく、引越し先の住所を記した挨拶状を送ることで、日頃の感謝の気持ちと共に、この先も是非おつきあいを続けていきたいという意思を伝えることが大切です。
引越し後1か月以内を目安に出すようにしましょう。お中元の季節や年末に引越しが重なる場合は、暑中見舞いや年賀状に引越しのお知らせを書いて出すのも一つの方法です。
最近はビジネス上のさまざまなことがメールなどで簡単に済まされてしまいがちですが、挨拶状を出すことにより相手との信頼感が増し、この席も気持ちよくつきあいを続けていくことができるでしょう。
ワンランク上のビジネスマナーを身につけて、気持ちの良いおつきあいができるデキる女を目指しましょう。