気をつけよう! ネガティブ思考に陥っているときの心理サイン
いつもポジティブで明るい気分でいたいものですが、それがなかなか難しいもの。仕事で失敗したり、人間関係でつまずいたり、自分がたまらなく嫌に感じてしまったり、など時として私たちはネガティブ思考にとりつかれ、精神的にもとても落ち込んでしまうことがあります。落ち込んだり、暗い気分になること自体はけっして悪いことではありません、いつも100%ハッピーでなにもかも思い通りにいく人生なんてないんですから。でもそれも際限なく気持ちが落ちていくようでは精神上の危険ゾーンに入りかねません。
大切なのは、ネガティブ思考に自分自身が乗っ取られてしまう前に、賢くガードを固め、自分の気持ちや精神状態を守ることです。そこでネガティブ思考に陥っているときの心理サインについて、はっきりと自覚しておきましょう。
気をつけて! ネガティブ思考に陥っているときの心理サイン
他人に対する非難や攻撃性
自分自身、家族や仕事、あるいは自分のおかれた状況、あらゆることに対して不満を募らせ、非難したり、攻撃したりするようになってきます。
後悔や失望の念
“あのときもっと○○していれば……”といつまでも後悔の念を引きずっていたり、友だちや恋人、あるいは人生そのものに対して失望感を覚え、この先もきっといいことはないだろうと将来を悲観的に考えるようになります。
不安感
将来どうなるか分からない、他の人からどのように評価されるか心配、そういった不安感に苛まれ、睡眠不足になったり、体調を崩すこともあります。
自滅的な行動
自己肯定感があり、人生に生きがいや希望を持っているときは誰しも自分のことを大切にしようとします。健康に気をつけたり、将来に向けて貯金したり、勉強や資格取得に励んだり……。でもいったんネガティブ思考に陥り、“もう自分なんて価値のない人間だ”と思ってしまうとむしろ自暴自棄となり、自滅的な行動をとるように。過食や拒食、喫煙やお酒にはしったり、無計画にお金を使ったりして自分を追い込んでいくのです。
孤独感
周りに自分のことを理解したり、サポートしてくれる人がいるうちは、まだまだ大丈夫。一時的にネガティブな気分になっても暗闇から抜け出すように、そうした人たちの支えによって気持ちも浮上していきます。でもそうした自分の味方になってくれる人がおらず、なかなか他人に心の内を明かせないと、どんどん孤独感を深めていき、また積極的に人と会おうとしなくなります。その結果ますますネガティブ思考から抜け出せず、落ち込んでいくことに……。
こうした心理サインをしっかり意識し、早めに手を打ちましょう。自分だけではどうにもならないという人は、勇気をもってカウンセラーや医療機関を訪ねて解決法を一緒に探ってもらうべきです。ネガティブな気分をずーっと引きずっていていいはずがありません! そうなる前に、リラックスできる環境に身をおいたり、身近な人と話をするなどして気持ちを浮上させましょう。
さらに女子として気になるのが、ネガティブ思考はエイジング(老化現象)さえスピードアップさせるのだとか……。気持ちが落ち込んでいて、ルックスにも気が回らなくなると、スキンケアもおろそかになりがち。髪もきちんと手入れできずボサボサで痛みっぱなしということにもなりかねません。そんなことが老化を早め、ますます“冴えない女”へと堕ちていくのでしょう。それだけはやはり何としても避けたいものです。