大根は干した方が良いって知ってた? レシピもたくさん使える干し大根

2015.02.27

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冬場にお世話になった人も多い野菜は大根! と答える人も多いのでは? 大根の収穫時期はだいたい11月から2月にかけてです。煮物にしたりふろふき大根にしたり、さらにすり下ろして旬の脂の乗ったお魚に添えれば消化がよくなります。このように大根はレシピのレパートリーに優れた野菜です。消化酵素が高いため、ダイエットにもとても嬉しい野菜なのですが、実は大根ってそのまま生で食べると体を冷やしやすい野菜ってご存知でしたか? 大根を干すことで、栄養価が増すので、大根の収穫時期が終わる今からでも大根を干して保存してみましょう。


大根を干して栄養価アップ

大根はそのままでももちろん栄養化の高い野菜なので、冬場には嬉しい野菜です。消化酵素ででんぷんやタンパク質をしっかりと消化してくれるので、ぜひ毎日でも食べたいもの。そして発熱などにもいいので、冬場に風邪を引いたら大根を食べると良いみたいですよ。
しかし、大根を干すともっと嬉しい栄養素が増えてくるんです。大根は太陽を浴びると糖化が起きて甘さが増してきます。そのためそのまま食べるととても甘く感じられ、旨みも増します。嬉しいことに体を温める作用も出てくるそうです。その他の栄養素も実に嬉しいもの。なんと、乳製品やお魚などから取れるようなカルシウムなども、生の大根よりも15倍位以上に増えます。また鉄分は30倍以上、ビタミンB群も1と2それぞれ10倍以上に増えてくれます。代謝を促進してくれるビタミンB群なので、生で食べるよりも消化吸収が非常に優れることになります。

美容の為にも干した方が良い

大根は干されることで、繊維がギュッと締まり食物繊維が豊富になります。水分が抜けることで、生の時よりも多めに食べることができるのも嬉しいポイント。たくさんの大根を摂取できるので、その分ヘルシーに栄養をたくさん取り入れられます。ご存じのとおり食物繊維は便通にもいいですよね。
体に溜まりやすいレコステロールなどを体の外に出してくれるので、腸内環境をよくしてお肌の荒れを防いでくれます。顔にぽつぽつとニキビやデキモノが増えてきたら、しっかりと余分なものを出してくれる、天然の食物繊維で体の中をスッキリさせちゃいましょう。

干した大根のレシピにも注目

干した大根はそのままでも甘味と旨みが凝縮されてとてもおいしくなっています。そして繊維がギュッと締まっていることで、煮たりするとより味が染み込みやすくおいしくなります。また、栄養が凝縮されているため、いいお出汁にもなるんですよ。
大根を細く切って干しておけば、切り干し大根になります。そのままお味噌汁の具として投入すると、大根のうま味がいいお出汁となって、甘味のあるおいしいお味噌汁が出来上がります。また、少し大きめに短冊切りにした干し大根をつくっておくと、お出汁代わりにもなる煮物のお野菜になります。
生の大根と違い、調味料や他の食材のうま味を染み込ませることができるので、煮物が格段においしくなります。しかも、干し大根をそのままお塩でしめて、オリーブオイルなどで付けておくとピクルスになったり、またはそのまま炒めても歯ごたえのある炒め野菜にもなるんですよ。

実はレパートリーもたくさんある干し大根なので、大根の時期がすぎる前に保存用として干しておくといいかも!

2015.02.27

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記事を書いたのはこの人

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Written by トモミ

プロフィール:ちびっこヨガインストラクターとして毎日ヨガ漬けの日々を送る。 体を動かすのが大好きだけど、食べる事も大好き。 休みがあればカメラ片手に町に行ったり山に登ったり。