ヨガをやると冷え性がなくなるわけとは?
ヨガを続けていれば冷え性も緩和されると信じて始める人も多いのではないでしょうか? 実際冷え性が緩和されたという話も聞きますが、筆者自身ヨガを通して冷え性が緩和されました。冬場の冷えも、周りの人の寒さ対策に比べるとそこまで防寒がすごいわけではありません。何よりも、以前感じていた冷える感覚とは違い、節々の冷えをあまり感じません。少し動けば体はすぐにぽかぽかしだすし、動かなくても体が心底冷える、といった感覚を前よりも感じにくくなってきました。
ヨガの効果とは
一般的にヨガというと、体を動かすイメージがありますよね。呼吸とそしてポーズを取ることで体のバランスを取り、体のバランスが整うことで心が整うとされています。また、ポーズを一個一個しっかりと意識しながら取ることで、プラーナ、すなわち経絡の流れを良くしていきます。そのことから神経系が和らぎ、心もリラックスしてくるんですね。
ヨガというと、第一に心の安定というイメージも強いかもしれません。実際ヨガを始める最初の理由としては、運動不足の次に心を落ち着かせたい、という人もとても多いです。
ポーズを取ることの意味
ヨガでポーズをしっかりと取ることで、プラーナ(経絡)の流れを良くしていきますが、それ以外にも筋肉にアプローチしていきます。ヨガで使われる筋肉は、筋トレとは違い、柔軟で強い筋肉を作っていきます。そのため、筋肉が緊張した状態ではないので、体は引き締まるのにしなやかなボディーになっていきます。なぜこのような筋肉が作られるのか? それは体の内側の小さな筋肉を使っていくからです。より骨に近く、骨を支えているような筋肉にアプローチし、さらに外側の大きな筋肉がより柔軟になっていきます。そのため、体は柔らかくしなやかになるのです。
冷えにも嬉しい内側の筋肉
筋トレとは違うしなやかな筋肉は、少し動くだけでも内側から温まりやすくなります。一度温まると全体的にぽかぽかします。少し動いただけでじんわりと汗もかいてきます。また、ヨガで使われる内側の小さな筋肉たちは、それぞれの関節の近くの筋肉にもアプローチしていくため、関節の冷えをも防止してくれます。内側の筋肉も柔らかく柔軟なため、ぽかぽかと温まった状態に。少し体を動かせば手足もすぐに温まります。
また、寒い冬場でも外を歩いていたって体の芯が冷える事はあまりありません。歩く事ですでにある筋肉が体の冷えから守ってくれ、逆に温め効果を発揮してくれます。
冷えがなくなるまでには
ヨガをやっているだけで、体の芯を温める筋肉を育てることができますが、一度や二度ヨガをやったところでは筋肉は付きません。小さな筋肉はとても付きづらく、日々の行いが必要になります。ヨガを始めるなら、なるべく断続して行うことが必須です。何事も週に1度はキープ、週に2度はちょっとの進歩、週に3度以上で効果が出てきます。ヨガもなるべく長く、そして頻繁に行うことが冷え性を改善するカギになります。