こんなときには意識的に水分補給を! 脱水を起こしやすい6つのケース
水分は人間にとってなくてはならない存在。人は食事無しでも1か月程度生きられると言われていますが、水なしでは数日しか生きられないと言われています。人間の身体は約60~70%が水分。そのうちたった5%を失っただけで、私たちは脱水症状を起こしてしまうんだとか。水分不足は倦怠感や頭痛だけでなく、イライラや情緒不安定も引き起こしてしまいます。暑い日や、エクササイズをしている時以外にも、思わぬ理由から身体の中はカラカラになっているかも!? そこで今回はいつもよりも意識的に水分補給をしたい6つのケースをご紹介します。
生理中
生理中に分泌される女性ホルモンは、身体の水分量に影響を及ぼします。PMSに苦しんでいるときのように体内でこの2つのホルモンが急激に変化している時には、水分補給をいつもよりしっかりして身体を潤しておきましょう。また、特に生理が重い女性の場合、出血によって体内の水分量が減少してしまうこともあるんだとか。2時間おきにタンポンを変える必要があるほどの出血量なら注意が必要です。
炭水化物抜きダイエット
炭水化物は身体の中で水分と一緒に蓄えられます。これが炭水化物抜きダイエットをすると、すぐに体重が落ち始める理由。体重が減るのはラッキー! と思うかもしれませんが、身体の中はカラカラの状態です。炭水化物抜きのダイエットにトライするときは、いつもよりこまめな水分補給を心がけましょう。
ストレス
不調があると何かと犯人にされやすいストレスは、水分不足の犯人でもあるようです。人はストレスにさらされると、副腎と呼ばれる臓器からストレスホルモンが放出されます。強いストレスを長期に渡って感じていると、ホルモンを出し続ける副腎は働きすぎて疲れた状態に。それに従って同じ副腎で作られる体内の水分や電解質を調節してくれるホルモンを作る機能も低下してしまうんだとか。
妊娠
妊娠中の女性はむくみを感じやすいもの。妊娠中はお腹の赤ちゃんにたくさんの血液を効率よく運べるように、血液中の水分の量が多くなり、血はいつもよりさらさらした状態に。これが細胞にも水分を行き渡らせるため、むくみがでやすくなるのだそうです。赤ちゃんのためにもお母さんにはいつもよりたくさんのお水が必要です。むくむからと言って水分を控えるのはNGですよ!
飲酒
お酒を飲むとやたらとトイレが近くなる! なんて人も多いはず。アルコールは尿の量を調節するホルモンの働きを抑えてしまいます。その結果、いつもより尿の量が多くなり、何度もトイレを行き来するはめになるんだとか。それに加え、アルコールには細胞の水分を外に押し出してしまう働きがあります。酔っぱらったままベッドにバタリ……は二日酔いの原因だけでなく、血栓や動脈硬化の原因にも。楽しいお酒にはチェイサーを忘れずに。
野菜や果物不足
1日に必要な水分量の20%は食べ物から摂っていると言われています(水分として摂る量の目安はコップ8杯程度)。野菜や果物が食事の半分もない日には、1日に必要な水分量はコップ2杯ほど増やすのが理想的。水分を多く含む野菜は、満腹感を感じやすくとってもローカロリー。ダイエットにも最適です! 積極的に野菜や果物を食べるようにしてくださいね。