学歴だけ高くても意味がない……目指すべきは“ストリート・スマート”です!!

2015.01.17

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学生のときは成績優秀で学年トップ、学歴は申し分ないのに社会に出た途端、ぱっと輝きを失ってしまう人がいます。せっかく就職してもすぐに辞めてしまったり、私の天職はこんなんじゃないと不満を溜めこんだり……。その一方で、学歴こそないものの早くから社会に出て実力を発揮したり、自ら事業を起こして大活躍する人たちもいます。
なんだかんだいっても学歴社会と言われる日本、でもよーく観察してみると気づくはずです。学生時代を終え、長い社会人生活を生きていくのに大切なのは学歴という“ブランド名”ではなく、その人のライフスタイルや生き方、コミュニケーションスキル、そして順応性の高さだということに。英語では学歴に関わらず、世の中を渡っていく優れた能力があることを“ストリート・スマート”と表現します。これをテーマに、私たちも不況や就職難に負けない賢さとタフさを追求してみませんか?


“ストリート・スマート”な人の特徴とは??

好奇心が旺盛で、分からないことは率直に他人に聞くことができる

学歴が高くてプライドも高い人は、なかなか他人から教わろうという態度をとることができません。つねにクラスでもトップレベルだったので自分がなんでも知っている、人に聞くのは恥ずかしいと思いがちなのです。でも社会に出てみれば知らないこと、分からないことだらけ。そんなときは率直に、“知りません、分かりません、教えてください”と言える人のほうが周囲からの受けは圧倒的にいいし、いろんな面でも助けてもらったり、力になってもらえます。
とくに20代のうちなら、“まだ仕方ないな”という目で見てもらえることも多いでしょう。興味の対象が広く、“知らない”とはっきり自覚して、貪欲になんでも学んで吸収する態度こそ“ストリート・スマート”への一歩。これは対人関係でのコミュニケーション能力強化にもなるし、いろんな立場の人の考えを知るかけがえのない勉強にもなります。

基本“人見知り”をしない。性格的にダメという相手とも最低限の会話くらいはできる

“ストリート・スマート”な人の特徴の第一は、コミュニケーション能力とも言えますが、その力がより発揮されるのはずばり“苦手な人を作らないこと”にあるとも言えます。つまり誰とでも全方位的にコミュニケーションがとれるということ。女子によくある“生理的に受けつかない”、“性格的にダメ”というような理由で軽々しく相手をジャッジしたりしません。もちろん内心そう思うことはあっても、けっして態度に出すような素振りはしないのが賢いところです。異性でも年齢がかなり離れた人でも、自分とタイプの違う女子ともまんべんなく最低限のコミュニケーションがとれる、これってとても大切なことなんです。
べつに恋愛経験が豊富であるとか、つねに男が途切れない……ということではないのです。ただ“ストリート・スマート”な人は恋愛ごとについて敏感、なぜなら恋愛こそ究極の人間同士のコミュニケーションであり、価値観や人間性などさまざまな要素が浮き彫りとなり、人間観察のテーマとしてはこれ以上ないくらいの題材だから。
人とうまくコミュニケーションをとっていくためには、相手のいろんな側面を知り、ポイントを探っていく必要があります。そのためにも恋愛は格好の題材、べつに色恋沙汰や恋愛ゴシップに夢中というわけではなく、人間そのものに興味があるため必然的に恋愛ごとにも敏感なのです。

きちんとした金銭感覚があり、衝動買いや無駄遣いをすることが少ない

金銭感覚にすぐれているのも“ストリート・スマート”な人の特徴。だからやたらとあくせく働いて、その分ストレス解消として散財してしまうようなことはありません。自分に合ったライフ・ワーク・バランスを見つけ、その収入のなかで身の丈に合った生活をします。ですから衝動買いや無駄遣いをすることも少ないのです。また変なプライドや見栄を張ってお金を使うことも愚かしいと考えます。お金にルーズではないことも人生において賢さのひとつと言えるでしょう。

2015.01.17

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記事を書いたのはこの人

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Written by Waxy

南半球オーストラリアから世の動きを眺めています。 ガーデニング好きで、イチゴ栽培が特にお気に入り。