温泉の上手な入り方で効果を倍増させよう
寒い季節だからこそ、温泉に入って体を温めたくなりますよね。しっかりと浸かれば体の内側までぽかぽかとして、全身の血行がよくなります。効能によってはお肌がツルツルになったり疲労回復にも効果が。しかし、温泉にも入り方があります。上手に入って温泉の効果を堪能しましょう。
まずは入浴方法を知っておこう
温泉に入るのに一番注意したいのが、入浴方法だと思います。温泉は公共施設でもあるので、マナーを守って入る必要がありますね。入浴前には体を洗って清潔にした方が、他の方も心地よく温泉に浸かっていられるので、周りにも気を使っておきましょう。
そして、いざ入浴するときですが、いきなり浴槽に入ると温度が分かりづらく、自分にとって熱すぎるのかの判断ができません。また、突然熱いお湯に浸かることで脳貧血になるケースもあるので、まずはかけ湯をしてお湯の温度に慣れてから浴槽に入りましょう。かけ湯は足元から徐々に上へとかける事で、体が温度に慣れてきますよ。
入浴する最適な時間
温泉の効能を存分に味わおうと長く浸かるのは、のぼせの原因になります。湯あたりといって、体全体がだるくなったり吐き気が出てくることもあります。温泉の効能によってさまざまですが、40度以上の温泉は5分から10分程度浸かってみてください。ぬるめのお湯などは、ちょっと長めに30分程度に。一度上がってからもう一度入るのも良いですね。最高でも2回から3回までにしておき、入浴後30分以上はゆっくりと休んで、温泉の効能による好転反応の疲れなどをしっかり取り除いておきましょう。
入浴後にやってしまいがちなこと
入浴後についついやってしまいがちなのが、シャワーを浴びてしまう事です。シャワーを浴びることでせっかくの温泉の効能を流してしまうことになるので、温泉から出た後は軽くタオルで水気をぬぐう程度にしておきましょう。温泉の効能は皮膚からじっくり浸透していきます。浸透するまでは3時間ほどかかると言われているので、シャワーは使わずに効果をしっかりと肌にしみこませておくと良いですよ。また、よほど乾燥を感じない限り、肌のスキンケアもほどほどにしておくと効果も倍増です。
入浴後の水分補給
入浴中にはとても汗をかいているはずです。しっかりと水分補給が必要ですが、ここであまり冷たい飲み物を飲んでしまうと、せっかく温めた内臓を冷やすことに。汗をかいているのでミネラル補給をしたいところですが、水分をとるなら常温に戻したスポーツドリンクやビタミンC入りのドリンクがお勧めです。しかし、ビールなどのアルコールは、体がほてっている状態では悪影響になり、立ちくらみの原因にもなります。旅館などで夕食前に温泉へ、という場合は、1時間くらい休憩できるほど余裕をもって入浴しましょう。また、食後すぐの入浴も、消化器官の活動が活発なので気分が悪くなる事があります。食後も時間を置いて、お腹が落ち着いてからがお勧めです。