「その気持ちわかる!」は逆効果!? 落ち込んでいる友人に言ってはいけない一言5つ
「なんだか最近調子が悪い……」「全然いいことがない……」どんなに明るい人にだって、思わずため息が出てしまうような日はありますよね。大切な友人やパートナーがそんな様子なら、励ましの言葉をかけたくなってしまうもの。でも優しい気持ちから出たその一言が、ますます彼らを追いつめてしまうとしたら……そこで今回は落ち込んでいる友人に言ってはいけない一言をご紹介します。
「私も落ち込む時あるから、気持ちはわかるよ」
“あなたのつらさを理解している”という発言は、「あなたは私じゃないのに、一体何がわかるの?」と怒りを招いてしまうことも。誰にでも気分が落ち込む時があるのは確かですが、人によって感じ方はさまざま。自分の体験と重ね合わせて励ます代わりに「あなたの苦しみをわかってあげることはできないけど、いつでもあなたの味方だからね」と伝えるようにしましょう。
「何をそんなに落ち込むことがあるの?」
はたから見れば十分順風満帆に見える人生。「あなたの人生そんなに悪い物じゃないわよ! むしろ恵まれている方!」という気持ちでつい口にしてしまいがちなこの言葉も、友人をちょっとイライラさせてしまう一言。何も悩みがないように見える人でも、それぞれうちに抱える事情は違うもの。あなたの視点で“幸せ”を決めつけてしまわないようにしてあげて。
「もっとツラい目にあってる人もいるよ」
他人は他人。自分は自分。自分より恵まれない環境にある人がいることは、本人だって重々承知しているはずです。それでもつらいと感じるから落ち込んでいるのであって、他に苦しんでいる人がいるから自分はガマンしようとはなかなか思えないもの。その人が苦しんでいることを勝手に“大したことはない”と評価するのはNGです。苦しみの程度や問題の深刻度ではなく“落ち込んでいる友人”の気持ちに向き合ってあげて。
「ふさぎ込んでないで、もっと外に出かけたら?」
落ち込んでいる時にはその時の状況に加え、“頑張れない自分”にますます落ち込んでしまいがち。そもそも外に出て楽しめるくらいなら、もうとっくに元気になっています。「せっかくアドバイスをくれたのに……」と相手を追いつめてしまわないためにも、無理強いするような励まし方は避けてあげて。もしもどうしても外に連れ出したいのなら「行きたいお店があるんだけど、一人じゃ行きにくいから着いてきて!」と“私のために来てほしい”ことを伝えましょう。
「明日になれば気分も変わるよ」「元気そうじゃん!」
このセリフは、ともすれば「=明日までには機嫌直してきてね」に聞こえてしまいます。また「もう元気そうじゃん!」なんて決めつけてしまうのもNG。迷惑をかけたくないという気持ちから、気を遣ってムリに元気なフリをさせてしまうことに。見かけは平気そうでも、心の内側では苦しんでいるかもしれません。「好きなだけ落ち込んでいいんだよ」という気持ちが伝わるような一言を選んでみて。
落ち込んでいる時には、ささいな一言もネガティブに受け取ってしまいがち。ムリに励ましたりプレッシャーをかけたりせず、優しく見守ってあげるのが一番かもしれませんね。