カビが生えないようにお餅を保存する方法
お正月に余ったお餅をどのように保存していますか? 棚の奥にしまい込んでしまった去年のお餅なんかが出てきたら大変です! 硬くなったお餅でも、水分はしっかりと入っているので、そのまま放置しておけばカビが生えてしまいます。お餅もちゃんとした保存方法を行えば長期保存も可能になるので、そのまま放置しないようにしましょう。
スーパーのお餅の場合
スーパーなどで売られているお餅などは、カビが生えにくいように加工されていますが、それでも放置の仕方を間違えるとカビが生えてきてしまいます。食べきれなかった分はしっかりと保存しましょう。間違えやすいのは、冷蔵庫に入れてしまう事です。冷蔵庫にお餅を袋ごと入れてしまうと、お餅から水分が出てきて袋に水滴が溜まってしまいます。その水滴により味の劣化やカビの原因になるので気を付けましょう。
賞味期限が切れそうなものは袋のまま冷凍庫にしまっておくと、長期保存が可能です。食べたい時にさっとだして自然解凍すれば、常温で保存した時のようにおいしくいただけます。
手作りのお餅をもらったら
お正月シーズンには手作りのお餅をもらう機会も多いですよね。せっかくの手作りお餅ですが、食べきれなかったらもったいない! しかし市販のお餅のように長く放置しておくと、すぐにカビが生えてしまいます。手作りのお餅は、はたき粉を付けたラップにしっかりと包んで、冷蔵庫に入れておけばカビも生えにくくなります。長期保存をしたい場合は、そのまま冷凍庫に入れればOK。つきたてのお餅は常温保存だと1~2週間程度しか持たないので、カビが生える前にすぐに対策を取りましょう。
鏡餅やのし餅などは
少し大きめの鏡餅やのし餅などは、すでに乾燥してしまっているので水分がすくなく、調理も大変になります。しかし、「水餅」という保存方法を応用すればつきたてのようなおいしいお餅になります。水餅はお餅をすっぽりとお水につけて、冷暗所に保存する方法です。毎日水を取り換える手間はありますが、水気をしっかりと含んだお餅に変わるので、そのまま蒸しなおしたり、または水を入れたままレンチンすれば簡単につきたてのおいしいお餅を再現できます。
保存をしっかりしておかないと……
カビが生える前にしっかりと保存しておくのは必要ですが、適当に保存してしまうと食べるときにもおいしく食べられなくなってしまいます。焼いたお餅を楽しみたい人は、すぐにでも冷凍保存をしておけば、モチモチ感が残ったまま食べることができますが、カチカチに固まらせる保存をすると、焼き餅にした時にぼそぼそとした食感になってしまいます。すでにお餅が固まってしまった場合は、水と一緒にレンチンしたり、お鍋の〆などに使うと柔らかお餅で楽しむ事ができます。
お餅によってもそれぞれ保存方法が変わってきますが、お正月以外にもお餅を楽しみたい人は、しっかりと保存をしておきましょうね。